【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
3月3日第1試合 南4局0本場=東城りお(B)、白鳥翔(A)、阿久津翔太(サ)、黒沢咲(雷)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。レギュラーシーズンも各チームおおよそ残り試合となり、現時点でABEMASと雷電がセミファイナル進出最後のイスをめぐって激しい争いをしています。私も所属する日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル・鳳凰位を2期連続で制覇した白鳥選手が雷電相手にトップラスを決めました。
トップ目の東城選手と2800点差の2着目でオーラスを迎えた白鳥選手は7巡目に赤5筒を引いてきて、難しい選択を迫られます。メンツ手、七対子とも一向聴で、赤5筒ツモ切りが最も受け入れが広いのですが、例えば8萬を引いてきて5索と7筒のシャンポンでリーチして黒沢選手や阿久津選手から出アガったら裏1条件となり打点が足りなくなる恐れがあります。赤5筒を使えば打点問題はクリアできるとはいえ、すでにカン6筒は1枚切れでアガリづらくなってしまいます。
トップまで2600点出アガリ足りずとなることを嫌がって赤5筒を残す人もいそうですが、白鳥選手はツモ切りとしました。まず前提として、トップ目の東城選手はすでに中を鳴いており、3着目とも点差があることからほとんど降りることがありません。白鳥選手とはめくり合いになる可能性が高く、アガる場合はツモか直撃になるパターンが多いので赤5筒はなくても打点問題はクリアできます。それならばめくり合いになった時に何がアガりやすいのだろうか、どの牌が山に残っていそうかと考えたのだと思います。
また4着目の親番の黒沢選手も絶対に向かって来ますが、直接のライバルの雷電をラスに押し込めるならばそれも良しということでしょう。メンツ手ではなく七対子になったらすでに2枚切れの9索で待つことはなくタンヤオ、もしくは赤5萬を使って3200点以上になるのでヤミテンでも出アガリOKとなります。
この後、6索を持ってきてピンフとなり、58萬待ちでリーチ。テンパイしていた東城選手から8萬が打ち出され、逆転で試合を終えました。
雷電をラスにしてトップを決めたのは、ABEMASにとって本当に大きな試合となりました。これまでABEMASのリーダーは多井隆晴選手という印象が強かったですが、徐々にエースのようなポジションになってきた感がある白鳥選手は昨年、鳳凰位を獲得して、大きく変わった気がします。これまでは気持ちの揺れで麻雀の質も変わっていたのですが、それがかなりなくなりました。プロとして目標としていた鳳凰位となり、さらに連覇してどっしり構えられるようになり、連盟で最高峰のタイトルを持っているんだという自覚を持って戦っているのだと思います。














