【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
2月27日第1試合 南4局0本場=永井孝典(風)、浅見真紀(ド)、滝沢和典(格)、瀬戸熊直樹(雷)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。レギュラーシーズンも最終盤に突入し、セミファイナル進出をかけた争いは激化しています。この試合が始まる前、ボーダーの6位にいたのは雷電で、7位の渋谷ABEMASとの差は約70ポイントでした。雷電としては少しでもポイント差を付けたいところ、瀬戸熊選手が大仕事をやってのけました。
オーラスの親番を2着目で迎えた瀬戸熊選手は9巡目で西をアンコにして一向聴となります。1索を切ればドラ6索と6萬のくっ付きという絶好の形ですが、ここで選んだのはまさかの6萬切りでした。仮に6萬にくっ付いて、1枚ドラを切る形になったとしてもリーチしてツモれば2600オールからです。トップ目の浅見選手を逆転し、さらに次局伏せられる状況になるので、6萬を残す人がほとんどだと思います。
にもかかわらず瀬戸熊選手が選んだ〝効率無視〟の一打には、ドラ2枚を使い切るという意思が込められていました。6萬を切っておくと他家からリーチが入った後、安全度は1索の方が高いので行きやすいというメリットもあります。
瀬戸熊選手の気持ちに応えるように、さらにもう1枚ドラを持ってきてテンパイします。ここでも36索のシャンポンか、カン2索かという選択がありましたが、四暗刻や多面待ちへの手変わりもあり、6索だとヤミテンでも三暗刻でアガれる36索に受けました。
全員がテンパイする中、4枚目のドラ6索を気合で持ってきて、トルネードツモ! ツモ三暗刻ドラ4の6000オールのアガリとなり、トップを決定づけました。
6萬切りのところで1索を切ったとしても結果は同じになりそうですが、過程が瀬戸熊選手ならではのオリジナルで、意思を感じる一打でした。この週の雷電は黒沢咲選手がオーラスでまくられトップを逃し、本田朋広選手がラスと決していいムードではなかったのですが、瀬戸熊選手がトップで払拭しました。















