フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(エストニア・タリン)で前人未到の4連覇を達成した女子の島田麻央(木下グループ)は、体調不良に負けじと戦い抜いた。

 ミラノ・コルティナ五輪は年齢制限で出場できなかったが、今大会では悔しさをバネに史上初の快挙を達成。9日には自身のインスタグラムで「世界ジュニア選手権から帰国しました」と切り出した上で、大会中に訪れた試練を明かした。

 ショートプログラム(SP)で首位発進を決めるも「SPの後に体調不良になってしまいフリーを滑れないで帰国するかもしれない悔しさで涙が止まりませんでした」と吐露。それでも「1日寝込んだ後、フリーの日は朝から熱が下がりました。でも体力が全く戻らない中で本番までできる限りの対策をして出場する事ができました」とリンクに立つ決断を下した。

 今季のフリーはロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKI作曲の「Miracle(ミラクル)」を採用。万全な状態ではなかったものの、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷させるなど、意地の演技で頂点の座を勝ち取った。

 島田は「YOSHIKIさんのMiracleという曲は不思議な力を持っていると思いました! 奇跡的にフリーを滑りきることができただけではなく、4連覇することができました。曲に助けられて、応援が力になり奇跡が起きました」としみじみ振り返った。

 最後には「たくさんの支えのおかげで達成することができた4連覇なのでこれからも少しでも恩返しできるように頑張っていきます。4年間のジュニアでの経験は宝物です」と感謝。この経験は来季から挑むシニアの舞台で生かす。