ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子と団体で金メダルを獲得した米国代表アリサ・リュウ(20)が、父アーサー氏との確執を告白した。

 五輪女王になったことで大フィーバーを巻き起こしているリュウ。しかし、一度は引退するなど、頂点までの道のりは決して平坦ではなかった。

 中国出身で天安門事件を巡る抗議から米国に亡命した父・アーサー氏との親子鷹も話題になっているが、リュウは今でも父との間にわだかまりがあることを明かした。

おどけて舌を出すアリサ・リュウ(ロイター)
おどけて舌を出すアリサ・リュウ(ロイター)

 米誌「ローリングストーン」で一時引退した経緯について語り、競技へ復帰した際の出来事を回想。「君のお父さんは、君が引退する前にそのキャリアに多大な投資をしてくれた。君のジャンプのスピードを測るために、レーダーガンを持ってリンクに来ていたと読んだことがある」と話を振られると、リュウは「そういうこともあったわ」と答える。

 さらに「復帰を決めた時、彼の反応はどうだった?」と問われると「さっぱり分からない。彼は幸せそうだったけど、私には関係なかった。彼が幸せそうだったことが、私を怒らせたの。『よくもそんなことができたな』って」と父への怒りを明かした。

「それはどういう意味か?」と聞かれると、リュウは「ええと、私はこう言ったの。『私が去った時にあなたは怒っていたのだから、私が戻ってきたことを喜ぶ資格はない』と。彼がそれについて意見を持つべきではないと感じた。分かっていただけると思いますが…。前回(の競技時)ほど彼に影響を与えるべきではないので、彼には全く気にかけてほしくなかった」と、親子の間に確執があることを赤裸々に語った。

 新女王は親子関係に、今でも複雑な感情を抱いているようだ。