フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(7日=日本時間8日、エストニア・タリン)で、女子の島田麻央(木下グループ)が前人未到の4連覇を達成した。

 ショートプログラム(SP)首位で迎えたこの日のフリーは冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で2・06点の加点を引き出すと、3回転フリップなどを着氷。137・01点、合計208・91点で頂点に立ち、ジュニアの4年間を無敗で終えた。キス・アンド・クライでは大粒の涙を流し、喜びを素直に表現した。

 ジュニアで圧倒的な強さを誇ったが、今季はケガの影響で調子が上がらない時期もあった。それでも、ミラノ・コルティナ五輪で団体&個人銀メダルの坂本花織(シスメックス)の言葉に救われた。「ケガでまとめられないことはみんなあること。いつも頑張っているから、自分らしくこれからも頑張ってね」と声をかけてもらったという。

 五輪の代表争いで心身ともにストレスの大きい日々を過ごしていたエースの助言を受けた島田は「坂本選手も自分の試合があるのに、こんなジュニアの選手に気を遣って励ましてくれる選手なんて、なかなかいない」。復調のきっかけをつかむと、女王としての矜持を各試合で披露。昨年末の全日本選手権では2位に入るなど、シニアのトップ選手に引けを取らないパフォーマンスを見せた。

 来季から島田はシニアの舞台で戦う。「坂本選手はいろんなジャンルの曲を踊っているし、すごい滑りをしている。私もいろんなジャンルを滑りこなせるようになりたい」と気合十分だ。坂本は今季限りで引退。次は島田が日本をけん引する。