侍ジャパンが7日、WBC1次ラウンド韓国戦(東京ドーム)に8―6で勝利。鈴木誠也外野手(31=カブス)、大谷翔平(31=ドジャース)、吉田正尚外野手(32=レッドソックス)の一発攻勢などで宿敵を下し、準々決勝進出に向けて大きく前進した。

 2―3と1点ビハインドの3回にメジャーリーグトリオがドームを興奮の渦に巻き込んだ。口火を切ったのは大谷だ。一死から韓国先発右腕コ・ヨンピョが投じた内角スライダーをジャストミートすると高々と舞い上がった打球は右中間スタンドに突き刺さった。ダイヤモンドを回ってベンチに戻ってきた大谷は「はい、同点~!」「はい、同点~!」「はい、同点~!」と何度も繰り返しナインとハイタッチ。2試合連続アーチで試合を振り出しに戻した。

 衝撃弾はまだまだ続く。初回の第1打席で右翼へ2ランを放った鈴木が二死から左翼へ勝ち越しの2打席連続アーチ。「感触が良かったですし、打った瞬間いったと思ったので良かったです」という鈴木に続き4番・吉田も代わったばかりの韓国2番手チョ・ビョンヒョンから右翼席中段にたたき込み5―3とリードを広げた。

 だが韓国打線の強烈な粘りを見せる。4回に2番手・伊藤(日本ハム)がキム・ヘソンに2ランを浴びて5―5。試合は再び振り出しに戻った。

 侍ジャパンが宿敵を突き放したのは8回だった。二死満塁から鈴木が押し出しの四球を選び勝ち越し。続く吉田の2点適時打で8―5とリードを広げた。この日は鈴木が4打点、吉田が3打点、大谷が1打点と日本が誇るポイントゲッター3人がしっかりと仕事を果たした。

 試合後、お立ち台に上がった鈴木は「1本ホームランが出てホッとしたというのもある。前回の悔しさもあるので気合を入れてこれからの試合も頑張りたい」と気合十分。「より熱い声援をお願いします」と満員のスタンドに呼び掛けるとドームは大歓声に包まれた。