F1の今季開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)でアストンマーティンは6日のフリー走行2回目を終えて、深刻な状態が浮き彫りとなり、日本メーカーのホンダに対する風当たりが強まっている。

 予想通りに低空飛行となったマシンについてエイドリアン・ニューウェイ代表は〝戦犯〟としてホンダを批判。体制の不備などを指摘し、徹底糾弾した。2度の世界チャンピオンになったフェルナンド・アロンソ(スペイン)は前向きながらもホンダに対して苦言を呈し、ランス・ストロール(カナダ)も不満を隠さないなど、チーム分裂の危機を迎えている。

 専門メディア「F1 OVERSTEER」によると、元フェラーリ代表で、F1最高経営責任者(CEO)を務めるステファノ・ドメニカリ氏(60)はアストンマーティンの不調に「ウソはつきたくない。あの状況に驚きました」としながらも「私の経験から言うと、唯一受け入れられないのは責任転嫁です」とホンダ批判をするアストンマーティン関係者の発言に眉をひそめた。

 すでにアストンマーティンとホンダの「提携解消」という報道も出ている中で、F1界のトップは「私たちはチームスポーツなんです。できるだけ早く、そして前向きに反応する唯一の方法は協力し合うことです」とし〝内紛状態〟に陥っているチーム内の関係改善を求めた格好だ。

 同メディアも「ドメニカリはパワーユニットに重大な問題が生じている中、アストンマーティンに対し、責任転嫁すべきではないと警告した」と指摘していた。