フィギュアスケート女子でロシア勢の次世代エース争いが注目を集めている。
ロシアメディア「ソブスポーツ」は、ロシアグランプリ(GP)ファイナルを展望。ミラノ・コルティナ五輪で個人の中立選手(AIN)として参加したアデリア・ペトロシャンは不参加となる一方で、若手有望株が覇権を争う様子と特集。中でも本命は、2022年北京五輪でドーピング違反となったカミラ・ワリエワを指導したエテリ・トゥトベリーゼ氏の門下生トリオに注目が集まっているとして「テクノロジーの最先端…クリスタル・トリオがみんなに立ち向かう」と強調した。
「ペトロシャンの不在により、主な注目は予選ランキングでトップとなったトゥトベリーゼの他の3人の弟子に集まっている」。まずはアリサ・ドボエグラゾワ(17)だ。「王座の最有力候補だ。ロシアで唯一、4回転ルッツをコンスタントに決めているスケーターである彼女は、ロシア選手権で銀メダルを獲得し、ペトロシャンがいなければ今がチャンスだと考え、チェリャビンスクに臨む。ロシア選手権では、フリースケーティングできれいな4回転を成功させてペトロシャンに勝利したが、ショートプログラムでは3回転ではなくダブルアクセルだったため後れをとった」と紹介。「4回転ルッツは完璧な入り方が求められる難しい要素だ。アリサが両方のプログラムをきれいに決めれば、ライバルたちは銀メダルを争うのみとなる」と圧倒的な潜在能力を有している。
次に挙げたのが、ダリア・サドコワ(17)。「二面性を持つフィギュアスケーターだ。精神的な不安定さが彼女にとって最大の敵だ。彼女には勝利に必要なすべて、つまり挑戦的な内容、闘志、そしてメダル獲得を競う経験が備わっている。問題は、彼女のメンタルがこれらの武器を発動できるかどうかだ」と爆発力ともろさが同居する荒削りの逸材も優勝候補だ。
そして、大きな期待が寄せられているのがジーナ・フスヌジノワ(16)だ。「カザン出身の〝サイレントキラー〟だ。ショートプログラムでトリプルアクセルを成功させ、地元開催のグランプリシリーズで優勝を果たした彼女は、驚異的な安定感でウルトラC級の選手たちを凌駕する実力を示した」と分析。「彼女のプログラムは外科手術のような精密さで構成されている。転倒や回転不足はほとんどなく、常に得点を狙う。優勝候補が容易に動いてしまう決勝では、この安定感が勝敗を分ける可能性がある。もしドボエグラゾワとサトコワが少しでもミスをすれば、金メダルは渡る可能性がある」と指摘した。
2030年フランス・アルプス地域で行われる五輪に向けて、新星候補はそろってトゥトベリーゼ軍団。新たな常勝軍団を築くのか注目だ。












