オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(27)が、〝ゴール欠乏症〟に苦しんでいる。

 今季リーグ18ゴールで得点ランキングトップに立つが、昨年12月6日のズウォレ戦以降、出場8試合でノーゴール。今季前半の得点量産でフェイエノールトの過去2シーズンにわたって続いた得点力に関する〝雑音〟を封印したはずが、再び聞こえてくる状況になってきた。

 上田に何が起きているのか。元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)は「FWは結果を出せばマークがきつくなり、分析されてしまい、簡単にゴールできなくなる。センターFWは称賛されるか、罵倒されるかのポジション」とズバリ。そして上田が後半16分までプレーして無得点だった1日のトゥエンテ戦の緊急チェックを踏まえ、こう見解を示した。

「上田選手は頑張って守備して、動き出しでクロスに合わせ、起点となってパスを受けてゴール前で決める印象がある。個人で打開というより、周りに生かさせる感じ。だけど、トゥエンテ戦では味方のクロスの質が悪いし、パスが来てなくて孤立気味だった。個人としてもボールへの反応が一歩遅い感じに見えた」

 6月に開幕する北中米W杯を見据えると、日本代表の主力センターFWの不調が続けば、目標とする頂点も遠くなってしまう。武田氏は「今は厳しい状況だけど、ここを乗り越えて頑張ってほしい。自分の武器を磨いて、W杯でさらなる飛躍を期待したいね」とエールを送る。上田は復活できるのか。