ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒル&混合団体で銅メダルを獲得した丸山希(27=北野建設)の地元、長野・野沢温泉村が沸いている。上野雄大村長(44)が取材に〝凱旋パレード計画〟を明かした。

 野沢温泉村の人口は約3600人。同村の五輪メダリストとしては、1994年リレハンメル大会ノルディック複合で男子団体金&個人銀の河野孝典さん、同大会ジャンプ男子ラージヒル団体銀の西方仁也さんに次いで、丸山は3人目となった。

 元フリースタイルスキー・ハーフパイプ日本代表の上野村長は、同村でメダリストを輩出してきた要因をこう分析する。「やはり人材と環境がいいと思う。スキー場と村の生活圏が一体化していて、子供たちが徒歩で行ける距離にジャンプ台もある。これだけ暮らしているところにスキー場が身近にあるのは、世界中でもあまりない」と力説。例年11月から5月まで天然雪で練習することができ、ナイター設備も完備している。

 同村ではリレハンメル大会後、メダリスト2人の祝賀パレードが開催された。ミラノ・コルティナ五輪前に上野村長は本紙に「約30年前にパレードをしたのは僕も覚えているし、インパクトが残っている。(大会前の)丸山さんの壮行会後に、地元の方々が『メダルを取ったらパレードをやろうね』と期待していた。その際には頑張って予算を確保しないといけない」と力説していた。

 丸山は一時帰国後の2月20日、上野村長のもとを表敬訪問。今月下旬にW杯最終戦を終えてオフシーズンに入る。同村の担当者は「パレードは実施の方向で進んでいます。(上野村長から)『パレードをさせてください』というお話をして、丸山選手も『よろしくお願いします』という形でお答えいただきました」と開催が内定した。

 上野村長は「丸山選手の五輪出場と活躍を目の当たりにして、子供たちに及ぼすインパクトは大きいと思う。村の子供たちが夢や希望を持ってスキーを取り組んだり(将来的に)また地元に戻ってくることが増えてくれたら」と期待する。ジャンプ界のニューヒロインが、村の未来を明るく照らしそうだ。