米国から中国に国籍を変更し、北京五輪に続いてミラノ・コルティナ五輪でも中国代表として出場したことへの批判が止まないアイリーン・グー(谷愛凌=22)の出生記録で、父親欄が空白になっていることが判明。米メディアは27日、「新たな謎が浮上した」と伝えた。
米ニュースサイト「Blast」が入手した出生証明書には、2003年9月3日に谷が米カリフォルニア州サンフランシスコにあるカリフォルニア・パシフィック・メディカルセンターで誕生した際、母親としてヤン・グー氏の名前のみが親として記されていた。
同サイトは、谷の父親が米国人であることはすでに確認されていることから、五輪には米国代表として出場する資格を有していたと指摘。一部報道では父親が米名門ハーバード大学卒だという説もあるが、正式には確認されていないとしている。
ヤン氏は北京大学で化学などを専攻。同時にショートトラックスピードスケート選手としても活躍していた。だが、20代で移民として渡米し、ニューヨークのロックフェラー大学に進学。卒業後はカリフォルニア州のスタンフォード大学でMBAを取得した。
そんな母親を持つ谷は2022年の北京五輪を控えた2019年、国籍を変更して中国代表として出場することを発表。米国内で猛反発を招いた。米中関係が緊張するなか、中国代表を選択することは「非常に難しい決断だった」と発言していた。
一方、中国代表として北京五輪フィギュアスケート女子シングルに出場した米国出身のビバリー・ジュ(朱易=23)と谷の2人に対し、中国政府が3年間で合計約21億9000万円を支払ったとする予算報告書が流出。米国内では2人が「カネのために国籍を売った」などと非難が殺到した。
谷はまた、ルイ・ヴィトンやティファニーなどの広告塔としてモデル活動もしており、2025年には約36億円を稼いだとも報じられている。
今回の五輪でグーはフリースタイルスキーの女子ハーフパイプで金メダル、その他の種目で銀メダル2個を獲得している。












