りくりゅうフィーバーの今後は――。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで劇的な金メダルを獲得した〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が25日、都内の日本記者クラブで会見を行った。引退後のプランや、気になる2人の〝関係性〟についても語り、らしさ全開のやり取りが展開された。国民的ペアを巡っては映画化が検討され、CMを始め各業界からオファー殺到が確実。日本の枠を超えた人気で、300億円超の経済効果が早くも見込まれる。
ショートプログラム(SP)で5位と出遅れるも、絶体絶命のピンチからフリーで世界歴代最高158・13点をマークして奇跡の大逆転金メダル。大きな感動が列島を包んだ。日本勢躍進の五輪を象徴する存在として大ブレークし、連日りくりゅうフィーバーに沸いている。木原は「日本が大変なことになっていると教えていただいていたが…。浦島太郎さんが生きていたら、こういう気持ちなのかな」と驚きを見せた。
目前に迫る3月の世界選手権(プラハ)については「まずは落ち着いてゆっくり考えて」と語るにとどめる一方で、今後のキャリアプランにも話題が及んだ。三浦は「木原選手が引退する時は、私も一緒に引退する。私が違う人と組んで、また続けるというのはもう絶対ないです」と断言。木原と選手生活を添い遂げる考えを示した。
木原は「将来的には2人が日本でペアの指導者になることは目標にしている」「1人でコーチングをするより、チームでこのまま一緒にコーチングしていきたい」と引退後も二人三脚で歩んでいくことを望んだ。
ここまで深い絆だと、誰もが気になっているのは2人の関係が実際どういうものなのか。最後に司会者から突っ込まれると、木原は「戦友ですかね。ケンカもすごいするし」と言えば、三浦は「一緒にいて当たり前だし、家族みたい」。その上で2人そろって「あとはご想像にお任せします」と答えた。
すでに国民的ペアとなった2人の軌跡をたどる映画の製作が浮上しているほか、ドキュメンタリーやドラマ化なども念頭に大手動画配信会社が契約を検討。出版業界からも「書籍や写真集などは間違いなく売れる」と太鼓判が押されている。
また、CM業界も早くも騒然となっている。「これほどイメージが良い人物はなかなかいない。アスリートで男女のペアという形も珍しい。夫婦で寄り添うようなCMにぴったりで、誰もが知る大手企業、幅広い業界からオファーがある」と大手広告代理店関係者は指摘。こうした背景から金融、不動産、自動車、製薬のほか、世界に羽ばたく印象から航空、旅行などの各業界から広告契約が期待できそうだ。
本業のアイスショーのほか、イベントやテレビ出演、関連グッズの売り上げ、フィギュアスケート人口の増加、さらにさまざまな波及も合わせると、経済効果は「軽く100億円は超えるのでは」と同関係者は分析する。さらに見逃せないのが、りくりゅう人気が日本にとどまらない点だ。
この日の会見では、中国メディアから「演技だけでなく、お互いを尊重し合う姿、信頼関係にも魅力を感じている声がたくさんある」との質問があり、同国でも人気が急上昇している状況が浮き彫りに。三浦は以前に中国や韓国での大会に出場した際の経験を踏まえ「本当に愛されているんだなと感じた」と語った。
中国は巨大市場のため、動くカネもケタ違い。同関係者は「一概に測れないが、大まかに言えばさらに倍の数字にはなるのでは」と200億円前後の効果も見込まれる。日中合わせて300億円という札束が乱れ飛びそうな勢いだ。
さらに米大手紙「ニューヨーク・タイムズ」が投稿したフリーのラストシーンは、五輪関係でダントツ1位の閲覧数2400万回超えとなっており、その人気は世界規模に。りくりゅうマネーは青天井だ。













