元明石市長で参議院議員の泉房穂氏が19日、ラジオ番組「泉房穂の情熱ラジオ」(ニッポン放送系)に出演し、日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事について言及した。

 吉村氏は、来年4月までの大阪府知事任期中に「大阪都構想」の住民投票が可決された場合、国政に進出する意欲を党幹部に伝えたことが16日、一部で報じられた。

 泉氏はこれに疑問を呈した。

「ダブル選挙(8日投開票の大阪府知事選と大阪市長選)も多くの方が『えっ、今?』と思われて、結構批判も強かった。選挙結果は圧勝ですけども。今回も大阪都構想が可決されたら国政進出でしょ。意味が分かりませんね。大阪都構想が可決したら責任を持って、大阪都構想を具体化するために知事として頑張りますだったら分かるんですけど。大阪都構想が通ったら、なぜ国会に行くのか。どうつながるのか分かりにくい」

 日本維新の会が推進する政策として、大阪都構想のほかに副首都構想がある。大阪都構想は、大阪市を廃止・再編し、二重行政を解消するもの。一方、副首都構想は災害時に首都機能を代替するもう一つの首都をもうけるもので、維新は地盤の大阪での設置を念頭に置く。

 泉氏は「『副首都構想』が前に進まないので、国会議員になって法律を通しますであれば、府知事を辞めて総選挙(衆院選)に出て、副首都構想の法案を通しますだったら分かるんですけど」と持論を述べた。

 吉村氏は都構想に再挑戦するとして府知事を辞めてダブル選挙に臨んだ。だが、大阪都構想に関しては過去2回、住民投票が行われ否決されている。

「(2回目に否決された時)3度目はありませんと言ってたので、特に議論は進んでない。突然、大阪都構想を言いだしたので橋下(徹)さんも松井(一郎)さんも『違うだろ』と。元の2人が吉村さんに対して違うだろと言ってるわけです」

 また、副首都構想についても「東京周辺でやればいい話で、別に大阪でやる必要は全くない。大阪だけ特別扱いして、特別区を作るのは、非常にイレギュラーな大阪独自の案で。突っ走ってますね」と指摘した。

 最後に「(吉村氏に)声かけましょう。ちょっと聞いてみたいですね」とし、吉村氏に番組出演のラブコールを送っていた。