ミラノ・コルティナ五輪のノルディックスキー・ジャンプ女子個人ラージヒル(LH=ヒルサイズ141メートル、K点128メートル)が行われ、アンナオディネ・ストロム(27=ノルウェー)がノーマルヒル(NH)に続いて女子初となる個人2冠の偉業を達成した。
ノルウェーメディア「KP」は、ストロムの出身地アルタ市のヤンマーティン・リシャウグ市長のコメントを速報。「私たちはあなたと、あなたの功績を非常に誇りに思っています。アルタを再び有名にし、忘れられない思い出を作ってくださり、誠にありがとうございます。心よりお祝い申し上げます」と祝福の言葉を贈った。
ストロムは人柄の良さが知られており、母国での人気も高い。今大会では〝際どい〟出来事もあったが、真摯に対応して注目を集めた。
開幕前にスキージャンプ界では、男子選手による〝陰茎増大注射騒動〟が勃発。この問題は1月にドイツ紙「ビルト」が、一部のジャンプ男子選手がスーツの採寸前に陰茎にヒアルロン酸を注入し、局部を大きくすることで競技上有利なスーツを製作していると報道したことに端を発し、物議を醸した。
そうした状況で、英公共放送「BBC」が局部注射とは無関係の女子選手であるストロムを直撃。陰茎注射は女子選手には関連のない話のため取材を受ける必要は本来ないのだが、「スキージャンプの視聴者を増やすために、このような手段が必要だとしたら、どう考えればいいのか分からない…」と困惑の表情を浮かべながらも「私たちの競技を愛おしく、あるいはエキサイティングだと感じてもらうために、論争が必要だというのは悲しいことです」と競技全体のことを踏まえてしっかりと語る対応を見せた。
競技内外でスキージャンプ界を背負う新女王の誕生と言えそうだ。












