ミラノ・コルティナ五輪のノルディックスキー・ジャンプ女子個人ラージヒル(プレダッツォ・ジャンプ競技場、ヒルサイズ=141メートル)が15日(日本時間16日)に行われ、期待の高梨沙羅(29=クラレ)が1回目で114メートルの17位に沈み、急激に追い風となった条件下でゲート位置の変更が遅れた判断の影響をもろに受ける格好となった

 1回目では、残り10人あまりとなったところでジャンプ台付近で急に強い追い風が吹き始め、失敗ジャンプが続出。その中で迎えた高梨も大きな影響を受け、距離を伸ばすことができなかった。

 大会主催者はしばらく様子を見ていたが、高梨の後になってようやくゲート位置の変更を決断。位置を上げることでスピードを増し、条件の修正を試みた。

 ゲート位置変更の効果もあって、その後の選手は距離を伸ばしたが、高梨は最も割りを食う不運となった。中継の解説者も「もっと早く変えてほしかった」と嘆いた。

 運営の判断の遅さは物議を醸しており、SNS上では「スキージャンプ女子ラージヒルで風の影響により、高梨選手を含め上位陣が苦戦している。一戸さんが言うように、運営の対応が遅すぎるなあ」「高梨沙羅は可哀想なとこで飛んだな」「最序盤からゲート下げたのに風の条件は最初より悪いという。ゲート上げる判断が遅く被害被ったね」「高梨さんの近辺で飛んだ選手達は完全に犠牲者」「救済しろよ」など運営に対して批判の声が上がっている。

 高梨はラージヒルを得意としているだけに、運営側の判断は波紋を呼びそうだ。