【イタリア・ミラノ14日発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子で銅メダルを獲得した佐藤駿(エームサービス・明大)がメダリスト会見に応じ「本当に信じられない気持ち」と振り返った。

 今大会は団体でも銀メダルを奪取。団体ではフリーの最終滑走で会心の演技を見せた。「団体では一番最後に滑ることになって、とてつもない緊張での演技だったが、ノーミスの演技ができてうれしい。チームイベントから楽しむことができていたと思うし、応援もすごい楽しかったし、プレッシャーや緊張を感じていたが、会場の雰囲気を楽しめた」と頬を緩めた。

 個人戦はショートプログラム(SP)で9位と出遅れた。「本番は緊張してしまって、SPは自分のいい出来ではなかった」というが「苦労はあったけど気持ちを切り替えた」と意地の演技を披露。試合後の選手村では「帰ってから(銅メダルの)実感がわいてきて、たくさんのおめでとうのメッセージを見ながら眠りについた」と笑みを浮かべた。

 五輪2大会連続金メダルの羽生結弦と佐藤は同じ宮城・仙台市出身。「本番前に羽生さんの動画を見て臨んだ。大先輩だし、目標の選手なのでこれからも頑張っていきたい。羽生さんのように金メダルを目指してこれからも頑張りたい」と決意を新たにした。

 次戦の世界選手権に向けては「構成を少し変えたいと思っている。ステップの部分もブラッシュアップをして、レベルの取りこぼしのないように詰めていきたい」ときっぱり。五輪で得た経験を今後に生かしていく。