【イタリア・リビーニョ13日(日本時間14日)発】史上最高レベルの劇的決戦で日本勢がダブル表彰台だ! ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝(リビーニョ・スノーパーク)が行われ、予選2位の戸塚優斗(24=ヨネックス)が95・00点で金メダルを獲得。2022年北京五輪の平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)に続き、2大会連続で日本勢が頂点に立った。初出場の山田琉聖(19=専門学校JWSC)も92・00点で銅メダル。日の丸戦士たちが快進撃を見せた。
五輪で初めて披露される超高難度の大技が次々と飛び交う〝異次元〟の頂上決戦。そんな究極の状況で、戸塚が2本目に魅せた。
次々と華麗な技を決め、着地も完璧。流れるような滑りで観客のボルテージを上げていくと、最後はトリプルコーク1440のコンボ(2連続)に成功。唯一無二のルーティンで頂点に立った。
表彰台で日の丸をまとった新王者は「いやあ、もう本当に涙出ちゃいましたね。本当に感動したし、いろんな人に支えてもらってここまで来れて、本当に何回も辞めよう辞めようと思ったんですけど、そのたびにいろんな人に支えられてここまで来れたので、本当にもう感謝してます」と涙を浮かべながら語った。
2018年平昌五輪、22年北京五輪は不完全燃焼で幕切れ。メダル候補だった北京五輪も10位に沈んだ。3度目の正直で勝ち取った金メダルに「もう本当にピカピカだし、重いし、なんか…この重さ以上のものが詰まってるなとは思いますね」と感慨深げ。そしてメダルを手にした指先には、左手の中指と右手の薬指にはゴールドをあしらったネイルが光り輝いていた。「昨日までやってなかったんですけど、昨日やってもらって。金メダルを取れるように。この2本の指だけ金色にしてもらった。すごく合っているんじゃないんですかね、このメダルと」と笑顔が弾けた。
快挙の裏にあったのが、この日もメダルを争った平野流佳(INPEX)との切磋琢磨だ。同級生で小学生の頃から、しのぎを削ってきた。アドバイスし合う関係でもあり、平野流は本紙にこう明かす。「僕と優斗は得意な部分が逆。優斗はフロントサイドが得意で、僕はスイッチバックが得意。お互い『負けないぞ』というよりは、苦手なところを教え合ったりしている。すごくいい関係だと思う」。好敵手の存在もあり、戸塚は大舞台で大輪の花を咲かせた。
銅メダルの山田は、トリプルコークなど派手な回転技をあえて使わず、ダブルマックツイストやスイッチバックダブルアーリーウープなど〝独自路線〟を貫いての躍進。「1本目ちゃんと決めることができた。2、3本目を決められなくて悔しい気持ちはあるけど、結果的にはよかった」と充実の表情を浮かべた。
若武者2人が最強ジャパンを象徴するメダルを手にした。












