柔道女子48キロ級で2024年パリ五輪金メダルの角田夏実(33=SBC湘南美容クリニック)が30日、千葉・浦安市内で会見し、現役引退を発表。単独インタビューで第2の人生に向けた思いを明かした。
今後は柔道教室やメディア出演など、幅広い分野で活動していく方針。かねて興味を抱いていた格闘技に関しては「柔術の練習とかにも参加させてもらって、柔道(のレベル)を高められた。いろいろな経験を子供たちにもしてほしいので柔術も勉強したいが、やっぱりベースは柔道。柔道に恩返しがしたいので、その中でできる範囲のことをやっていきたい」と語った。
柔道界から他競技に転向した選手からも、刺激を受けている。新日本プロレス1月4日東京ドーム大会でウルフアロンが衝撃デビュー。角田は「ウルフみたいに転向はなかなかできない」と苦笑いを浮かべつつも、柔道を多くの人たちに知ってもらいたい気持ちは同じだ。「新しい環境でしっかり結果を出している部分は本当に努力していると感じるし、尊敬している。デビュー前に番組の収録で会った時には体も絞っていて『年明けに向けて今、鍛えている』と言っていて、すごいなと思った」とウルフの挑戦に敬意を表した。
近年は学校現場でも柔道を学ぶ機会が減少傾向にあるという。「しょうがないと思う部分もあるが、少し寂しさもある。年齢が上の人たちは『柔道をやったことがある』『受け身ができる』と言ってくれる方が結構いるけど、そういうのがだんだんなくなると思うと寂しい」と率直な思いを口にした上で「また子供たちが道場に足を運んで、道着を着てみたり、受け身を取ってみたりしてほしい」と願った。
立場は変わっても柔道愛は不変。次なるステージでも柔道の魅力を発信していく構えだ。













