大相撲初場所千秋楽(25日、東京・両国国技館)、新大関安青錦(21=安治川)が幕内熱海富士(23=伊勢ヶ浜)と12勝3敗同士の決定戦を制し、2場所連続2回目の優勝を達成。一方で、豊昇龍(26=立浪)と大の里(25=二所ノ関)の両横綱はV逸となった。

 結びは豊昇龍が大の里を寄り切って快勝。豊昇龍は左ヒザ、大の里は左肩に不安を抱えながら、ともに10勝5敗の成績で15日間の戦いを終えた。

 高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「両横綱は弱音も吐かず、ケガもあったんでしょうけど、最後まで取り切ってもらって素晴らしかった。長い相撲人生の中でそういう時もある。それが一つ二つ、今よりも上のステージに上がる要因になる」と15日間を全うした両横綱を評価した。

 一方で、横綱として優勝がない豊昇龍については「投げが強い分、隙もある。立ち合いからどんどん前に攻めてまわしを取るなりして、前に出る相撲を徹底したらおのずと結果はついてくる」と課題も指摘した。

 中盤に崩れた大の里については「途中、アクシデント(3連敗)もあったが、昨日(14日目の安青錦戦で完勝)を見たら強い。本人は言わないだろうが、盤石ではない中であの素晴らしい相撲を取ってくれたのはすごく評価できる。今後の相撲人生においてプラスになる」とたたえた。