大相撲初場所千秋楽(25日、東京・両国国技館)、新大関安青錦(21=安治川)が幕内熱海富士(23=伊勢ヶ浜)との12勝3敗同士の決定戦を制し、2場所連続2回目の優勝を遂げた。

 本割で先に土俵に上がった熱海富士が、幕内欧勝海(鳴戸)を寄り切って12勝目。その後、安青錦が大関琴桜(佐渡ヶ嶽)を寄り切って星で並んだ。そして決定戦で安青錦は熱海富士に土俵際まで寄られながらも、首投げで逆転勝利を収めた。

 新関脇だった昨年の九州場所からの連覇を果たし、優勝インタビューで「すごくうれしい。(大関として)先場所とは立場が違ったので、今までに味わったことのない緊張感はあった。その中で(観客の)みなさんのおかげで優勝できて良かった」と満面の笑み。「入門する前に国技館で優勝できたらいいなと思っていた。こんなに早くこういう日がくるとは思ってなかった」と喜びを語った。

 本割で熱海富士が勝利した時の心境について「とりあえず本割に集中して。特に気持ちの変化はなかった」と振り返る。決定戦については「右四つになっても(体を)起こされなければ大丈夫だと思っていた。起こされないように我慢できて良かった」と納得の表情を見せた。

 新大関の優勝は2006年夏場所の白鵬以来、20年ぶり。また新関脇、新大関での連続Vは1937年春場所の双葉山以来89年ぶりの快挙となった。大横綱に記録で並び「場所前からそういうことは知らなかったけど、20年ぶりに達成できてすごく良かった」と手応えを口にした。

 次の春場所(3月8初日、大阪府立体育会館)では昭和以降で双葉山、照国に続く3人目の大関2場所通過をかけて、綱取りに挑む。快進撃を見せる安青錦は「今場所に負けないような成績を残せるように頑張りたい」と力強く意気込んだ。