スピードスケート女子で2018年平昌五輪2冠の高木菜那さんが、群雄割拠の1500メートルについて展望を語った。

 開幕まで1か月を切ったミラノ・コルティナ五輪では、妹の美帆(TOKIOインカラミ)が1500メートルでの金メダルを最大の目標に掲げている。14日に都内で取材に応じた菜那さんは「今の美帆のレベルでもそうだけど、1500メートルはスピードがないと絶対勝てない種目になってきている。やっぱり攻めないと勝てない、守りに入って今、美帆が勝てるかと言われたら勝てないし、それをやると(コーチの)ヨハンがめっちゃ怒るんでと言っていた」と明かした。

 カギになるのは2周目の滑りだという。「1周目、2周目をきれいに回ってくれば、3周目(のラップ)が落ちたとしても2秒だと思う。3秒ガーンと落ちてしまうことはほぼない。やっぱり1周目、700を通って1100のラップがきれいに回って来れたら勝算はある」と分析した上で「最初に抑えにいって、もうちょっと勝てたかもというレースの方がきっと悔しいと思う。五輪の金を見据えすぎるといろんな気持ちが乗ってくるので、そこまでは見据えずにいってほしい」とエールを送った。

 1500メートルはさまざまなタイプの選手が出場する種目だ。「短距離の選手も長距離の選手もいて、どういう勝ち方をしてくるのかというところが未知数であって、リンクの感じも変わってくると思うので楽しみ」と胸を膨らませた菜那さん。レース当日は解説席から妹の雄姿を見届ける。