妻の分まで――。スピードスケート男子で2026年ミラノ・コルティナ五輪代表に決まった新濱立也(高崎健康福祉大職)が29日、長野市内で取材に応じ「メダルを取れるように全力を尽くす」と力を込めた。
28日まで行われた全日本選手権は、妻でカーリング女子の吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)が応援にかけつけた。9月の国内選考会でロコ・ソラーレが敗れた際は「2人して泣き崩れた」というが、妻の悔しさを夫が晴らした。新濱は「ミラノに妻を連れて行きたい思いを持っていた。妻の存在、多くの応援があったからできたと思うので、本当に感謝している」と頬を緩めた。
この日は吉田も取材に同席。新濱は4月に交通事故に遭い、顔面を骨折する重症を負った。「正直生きていてくれてよかった」と率直な思いを吐露。死亡事故レベルの大ケガを乗り越えた夫の姿には「五輪に行くと決めたからには、私は応援するしかないと思っていた。自分の目標をしっかりとクリアしていく姿を見れただけで、本当にすごいなと。すごい精神力だなと思った」と目を丸くした。
吉田はロコ・ソラーレのリードとして、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルに大きく貢献。3大会連続となるメダル獲得の夢は新濱に託された。新濱が「できる準備をしっかりして、スタートラインに立って、目指せ表彰台かな。メダルを取れたらかけるわ。3大会連続でのメダルをかけさせる」と愛の誓いを立てると、吉田は「ありがとうございます。楽しみにしている」と照れ笑いを浮かべた。
現在は吉田もシーズン中だが、五輪の現地観戦を検討している。
「まだ何も手配していないけど、用意できたら行きたい気持ちはもうすごくある」
勝利の女神として、夫婦の目標を現実にすることはできるか。











