カーリング女子のロコ・ソラーレでリードを務める吉田夕梨花が、スピードスケート男子500メートル日本記録保持者である夫の新濱立也(高崎健康福祉大職)に〝エール〟を送った。

 2024年春に結婚したアスリート夫婦は、ともに26年ミラノ・コルティナ五輪の出場を目指していたが、ロコ・ソラーレは9月の国内選考会で敗れ、3大会連続の五輪メダル獲得とはならなかった。

 29日には長野市内でともに取材に応じ、新濱は「2人して泣き崩れた」と当時を回想。新濱は妻の思いを胸に26日の全日本選手権男子500メートルに2位に入り、2大会連続の五輪切符を手にした。

 吉田は「『託した』って言葉がプレッシャーになったかなと後悔したけど、力に変えてくれてよかった」と感謝。新濱は「自分しか五輪に行くことができないと決まっていたので、腹を括ってスタートラインに立った。どうにか約束を果たしたい、妻をミラノに連れて行きたいと思っていたので、集中してレースができた」と頬を緩めた。

 現時点で吉田の現地観戦は未定。吉田は「行きたい気持ちがすごいある」と照れ笑いを浮かべつつ、新濱に対し「本当に楽しんでほしいのはやまやまだが、楽しいってなるのも難しいと思う。何度も何度も言うけど五輪を忘れないように、全部の瞬間を覚えておいてほしい」と温かい言葉を送った。

 お互いの呼び名はともに「はまちゃん」。苦難を乗り越えた2人は、満面の笑みで喜びを分かち合っていた。