ボクシングのWBA&WBC&WBO世界スーパーバンタム級1位・中谷潤人(27=M・T)が「ナイト・オブ・サムライ」(27日、サウジアラビア・リヤド)で、WBC同級10位セバスチャン・エルナンデス(25=メキシコ)との12回戦に臨み、3―0の判定勝ち。戦前は中谷が圧勝するとの見方が大勢を占めるなか、ジャッジ2人が2点差とする〝辛勝〟だった。

 元WBAスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏が自身のYouTubeチャンネル「内山高志のKOチャンネル」を更新。「僕の採点、115―113でエルナンデスの勝ちにした。あまり変に忖度しない方がいいなと思って。そういうふうに見すぎちゃったのかもしれないですけど。かなり苦戦しましたね」と評した。

 その上で「途中、足止めて動かなくなった。足を使ってもエルナンデスも来るから。そうやっても余計に疲れるなと思ったから打ち合いにいったのかと思うんですけど。1、2、3ラウンドはすごい良かった。そこからエルナンデス選手のしつこさと手数と。接近戦で手数の止まらなさは、やっかい」「なかなか厳しい試合だった」と試合内容を分析した。

 来年に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)との対戦も計画されていた。内山氏は「この2人(井上と中谷)がやったらという面白さが少し欠けるのかな。中谷選手が圧倒して中盤でKOするのかなと思っていたので」と指摘した。