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 佐野実氏の生き様を伝え続けている「支那そばや」監修の最新作

【スープの完成度からコスパも高評価】ファミマル「支那そばや監修 かけ醤油らぁ麺」(267円+税)

25年12月23日発売
25年12月23日発売

 誰よりもラーメンを愛し、そのストイックな姿勢から「ラーメンの鬼」の異名を取った故・佐野実氏の生き様を伝え続けている銘店「支那そばや」監修のカップラーメン最新作は、あえて具材らしい具材を省き“麺とスープを極めた”至高の「かけ醤油らぁ麺」ということで、以前に本コーナーで紹介した「NIBOSHIMANIA」の続編に該当するのですが、ファミマの「かけ系」で最も素材にこだわっているのが本商品。店舗の自家製麺に使用されているジェファー液(クロレラ熱水抽出液)に倣ってノンフライめんにクロレラエキスを配合し、名古屋コーチンエキスと北海道産ホタテエキスをスープに使用。それらについては2024年12月発売の「佐野実の伝説の一杯」から継承された特色なので、大雑把に見ると具材を変更しただけに思えるかもしれません。

ノンフライめんの保水力も従来品以上にナチュラル
ノンフライめんの保水力も従来品以上にナチュラル

 しかし、具材らしい具材を省いたことにより、加工肉などから滲み出る雑味は皆無。また配合や製法を変えたのか、ノンフライめんの保水力も従来品以上にナチュラルで、スープに至ってはカップめんの水準を軽々と超える作り込み。しかも販売価格は267円(税込288円)ということで、この完成度ならコストパフォーマンスについても高く評価できる一杯。2026年4月に即席カップめんの値上げが予定されている現在、具材は袋めんとの差別化に必要なステータスでもあるけれど、めんとスープの作り込みが素晴らしい商品であればあるほど“とりあえず放り込みました”みたいな具材は無用の長物。値上げに伴う買い控えに備え、これからも各社が工夫を凝らしてくると思いますが、そろそろ「かけ系」が本格的にトレンド化するのではないかと予想しています。

【さすがの味変ギミック】セブンプレミアムゴールド「飯田商店×Ramen FeeL 夢の師弟コラボラーメン」(358円+税)

25年12月9日発売
25年12月9日発売

 セブン&アイグループが展開しているPBの中でも最上級に位置しているセブンプレミアムゴールドより、全国的な知名度を誇る「飯田商店(師)」と「Ramen FeeL(弟)」のコラボ商品が発売され、なおかつ後入れ粉末スープで「鶏だし塩らぁ麺」から「鶏白湯塩らぁ麺」に味変できるギミックまで備わった話題性の高い本商品。味変前は昆布の旨みが強めの繊細なスープで食わせ、味変後は柚子の風味が心地好い爽やかな鶏白湯に変化する、さすが師弟コラボなだけのことはあり、ぴったりと息の合った世界観を構築していました。しかし、ひとつ引っ掛かったのが販売価格。

かやくには3種の肉具材を使用
かやくには3種の肉具材を使用

 かやくには3種の肉具材(鶏肉だんご、焼豚、チキンダイス)を使用するなど、しっかり“こだわり”は伝わってきた半面、このコンセプトなら徹底的にスープを極め、販売価格を298円(税込321.84円)に抑えたほうが…などと。もちろん買って損をするような商品ではないけれど、こういった高級路線の商品では特に、かやくの在り方を変えていくべきではないかと感じています。

【強烈なアサリの存在感】セブンプレミアム「クラムチャウダー味ヌードル」(158円+税)

25年12月16日発売
25年12月16日発売

 ――ええ、もちろん本格的なカップラーメンばかりにスポットは当てられません。通常のセブンプレミアムからリリースされた本商品は、1食あたり158円(税別)の手に取りやすい価格帯の一杯。しかも、その完成度が想像以上に高い!

クリーミー好きは確実にツボります
クリーミー好きは確実にツボります

 クラムチャウダー味(風)ではなく“ガチのクラムチャウダーにフライめんを合わせた”ような仕上がりで、なかでもスープと具材に使われているアサリの強烈な存在感は記憶に残ること間違いなし。アサリを使ったセブンプレミアムのカップラーメンといえば「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」が有名ですけど、それに匹敵するレベルの高さ。クリーミーのカップスープが好きな方は、ほぼ確実にツボります。

【めん120gの食べ応えもさることながら】エースコック「超大盛りスーパーカップ2.0倍 節の一撃 鬼辛(おにから)みそラーメン」(348円+税)

25年12月15日発売
25年12月15日発売

 いやいやカップラーメンは食べ応えも重要だろ…と、常日頃から感じているアナタには、こちらの超大盛りスーパーカップがオススメ。

 しっかり激辛クラスの商品なので、老若男女に勧められる商品ではないけれど、めん120gの食べ応えもさることながら、カツオとトウガラシのインパクトも凄まじく、エースコックらしい攻めの姿勢を全面に押し出した一杯。ちょっと値段が引っ掛かるところではありますけど、その価値は見出だせる仕上がりです。

【味だけ見るならパワフル】まるか食品「ペヤング キムチ鍋風やきそば」(236円+税)

25年12月15日発売
25年12月15日発売

 最後はペヤングの新作「キムチ鍋風やきそば」なんですけど、これハングルの誤記がSNSで話題になっておりまして、一部の界隈で悪目立ちしちゃった商品。また公式は“鍋の〆”を訴求していたのに対し、実際の仕上がりは“キムチ鍋の素で味付けしたカップやきそば”みたいな着地だったので、なんかいろいろと問題点はあったんですけど、ただ単に味だけで見るならパワフルで分かりやすい一杯。

キムチ鍋の素で味付けした感じ?
キムチ鍋の素で味付けした感じ?

 2026年3月にペヤングの50周年記念は終了しますが、2025年10月に同社の代表取締役が4代目に変わったので、新商品の方向性やアプローチの変化に期待しています。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。