【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回も味のインパクト絶大な5品をレビューします

 Netflixとのコラボ商品もピックアップ!

【エキス特有の炊き出し感で増す臨場感】ファミリーマート「NIBOSHIMANIA かけ濃厚煮干そば」(267円+税)

11月18日発売
11月18日発売

 NIBOSHIMANIA(ニボシマニア)とは、2022年(令和4年)9月17日の開業以来、都内屈指のラーメン激戦区・大田区は西蒲田で絶大な人気を博している煮干そば専門店で、看板メニューは文字通り煮干を使ったラーメン。その味わいを再現した本商品は、水産加工のプロである東洋水産とファミリーマートの共同開発商品で、煮干エキスがベースの液体スープに、粉末煮干を使用したW粉末スープと“あえての具材なし”を特徴とした一杯。企画的に「Japanese Ramen Noodle Lab Q」や「麺屋 極鶏」の流れを汲む「かけ」シリーズの新作なので、ズッコケることはないだろうと予想していたのですが、煮干の勢いがスゴいのなんの。

焼きアゴも配合? 独特の香ばしさも!
焼きアゴも配合? 独特の香ばしさも!

 めんは「マルちゃん正麺 カップ」を彷彿とさせる質感から、おそらく再現度は低いだろうなと。しかし、とことん煮干を詰め込んだスープの完成度には目を見張るものがあり、ガツンと煮干を打ち出しながらも尖りすぎないように配慮されている、W粉末スープの優等生な骨組みはマルちゃんらしいポイントになるけれど、液体スープを加えた途端に豹変。粉末煮干のソレとは違う、エキス特有の炊き出し感や若干のエグみと苦味が重なって、いっきに臨場感のあるテイストに。それと焼きアゴも配合しているのか、独特の芳ばしさを伴い、それが煮干の生臭さを打ち消してくれているようなフレームワーク。煮干が主役のカップラーメンは数あれど、その中でも屈指の名作であることは間違いありません。

【とにかくクリーミー 豚骨由来の旨味だけで!】サンポー食品「焼豚ラーメン×丸幸ラーメン」(271円+税)

11月24日発売
11月24日発売

 2017年(平成29年)1月16日に「豚骨ラーメンコラボ企画」第2弾の新作として登場し、以降は定番商品として販売されている「焼豚ラーメン×丸幸ラーメン」なんですけれども、発売9周年を目前にスープの魅力を大幅強化。従来品には使用していなかった豚頭を新たに配合し、白濁系ポークエキスを追加。さらにポークエキス量も増加するなど、豚骨感については申し分ない仕上がりとなっているのですが、とにかくクリーミーさに振り切っているところが本商品の魅力。しかも、乳等を主要原料とする食品やクリーミングパウダーで濃度を底上げすることなく、豚骨由来の旨味だけで勝負しているのがスゴいところ。

太っ腹!生タイプの紅しょうがを別添
太っ腹!生タイプの紅しょうがを別添

 そんなスープの仕上がりもさることながら、福岡県がラーメンのために開発したブランド小麦「ラー麦」を100%配合したフライめんを搭載し、生タイプの紅しょうがまで別添している太っ腹仕様。なかでもスープと紅しょうがの相性が素晴らしく、それについては定番の「焼豚ラーメン」を超えると実感したほど。販売店の少なさだけがネックになりますが、もし見かけたら確実に確保していただきたい一杯です。

【もはや具沢山な豚骨ラーメン】サンポー食品「井手ちゃんぽん」(271円+税)

 ――で、こちらは先月にリニューアルした商品なんですけれども、あわせて紹介させてください。即席カップめん業界における「ちゃんぽん」といえば、多くの方が魚介の旨味を効かせた長崎ちゃんぽん系の味わいを思い浮かべるでしょう。しかし、こちらの「井手ちゃんぽん」は“豚骨ベース”の一杯で、ちゃんぽんなのに魚介系の原材料は一切使用しておらず、まろやかで太い豚骨が主体。

別添の調味油が調理感を演出!
別添の調味油が調理感を演出!

 ええ、もはや具沢山な豚骨ラーメンといっても過言ではない硬派なフレームワークなのですが、別添の調味油に含まれる炒め野菜の風味が調理感を演出。加えて具材の量も凄まじく、かやくの小袋を2つも別添しているため、食べ応えについてもバッチリ。めんは加水率が低めの設定なので、ちゃんぽんの世間的なイメージからは外れてしまうと思いますけど、それも含めて唯一無二の商品です。

【マヨネーズ30g搭載なのに…】セブン&アイ「Netflix ブラック豚骨まぜそば」(278円+税)

11月15日発売
11月15日発売

 全国のセブン-イレブンとイトーヨーカドーなどを対象に、突如として現れた「Netflix」とのコラボ商品。Netflixブランドを冠した留型としては国内最大となる“全26アイテム”が順次展開されているため、目にされた方も多いのではないかと思います。――ただ、その中でも気を付けなければいけないのが本商品。

ガーリックの主張もエゲつないです
ガーリックの主張もエゲつないです

 パッケージに小さな字で「マヨネーズ30g搭載」と書かれているのですが、30グラムですよ30グラム。これって「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」に別添されている“からしマヨネーズの約3倍”なので、もっと大々的に書いてくれよと。そんな圧巻のマヨネーズ量もさることながら、おろしニンニク系の鋭い刺激と焦がしガーリック系のホロ苦さを掛け合わせたガーリックの主張もエゲつないインパクトを放ち、極め付きにムワッと押し寄せてくる動物臭まで備わっている、いやいや人を選ぶ要素てんこ盛りかよと。なのに、この洗練されたパッケージですよ。悪意しかない(※褒めてます)。

【「味変化パック」四川醤が最大ポイント】セブン&アイ「Netflix 辛口ブラックチゲラーメン」(278円+税)

11月15日発売
11月15日発売

 そんな「ブラック豚骨まぜそば」と同時に現れた「辛口ブラックチゲラーメン」は、別添の「味変化パック」を途中で加えると“スープの色が赤→黒にCHANGE”するギミックを特徴とした一杯で、はいはい色が変わるのね。などと油断しているそこのアナタ、痛い目に合いますよ。ちゃんとタイトルに“辛口”とあるように、辛い食べ物が苦手な方が手に取ってしまったら最後、しばらく鼻水と長い胃痛に悩まされること請け合い…なんですけど、ただ色が変わるだけの刺激物ではありません。

韓国風チゲから、味わいも色もCHANGE
韓国風チゲから、味わいも色もCHANGE

 小袋を入れる前のスープは文字通り韓国風の味わいなのですが、その「味変化パック」に含まれている四川醤が最大のポイント。豆板醤を想起させる発酵調味料特有の旨味と深い辛味、加えて豆鼓(とうち)を思わせるエッジの効いたコクが全体に行き渡り、韓国風から四川風の味わいにシフト。それでいて土台のチゲとも親和性が高く、カラーチェンジの遊び心はもちろん、まったく違和感を覚えさせない変わり様には妙を覚えました。これ、たぶん皆さんが思っている以上に面白いですよ。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。