21日放送の「サンデージャポン」(TBS系)に「news23」(同)でメーンキャスターを務める小川彩佳が出演。年収の壁について議論した。

 番組では年収の壁が178万円に引き上げられることが決まったことを特集。年収500万円の人の場合は2万8000円、年収600万円の人の場合は3万7000円の減税があるとの試算もある。一方で基礎控除の上乗せ対象が年収665万円以下と線引きされている。また、2年間の時限措置となった。

 番組に出演した経済学者の成田悠輔氏は「すかしっぺみたいな感じ」とバッサリ。「1年あたりのスケールが10分の1になっていて、さらに時限措置。これは税とか社会保険のごく一部の話で、これと並行して所得増税がどうこう、法人増税がどうこう、金融所得増税がどうこうって話が並列している。全体を足し合わせたらどうなるか議論しないと意味がない」と物足りなさを指摘した。

 小川も「働き控えの解消という目的があったとしても、『手取りが増えます』ということを国民民主党も喧伝してきて、選挙の際に出していた資料を改めて見ると10万とか20万とかそういった単位が手取りの増として示されていた。それに比べると『あれっ』ていう感想をお持ちになる方はいるのかな」と、成田氏に同調した。

 また、「物価高に加えて27年の1月からは防衛財源の確保に伴う所得増税という方針も示されたばかり。あっという間に恩恵は相殺されてしまうのではないか」と懸念した。