【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#648】「サルート」はフィリピンに生息している未確認生物である。通常は人間のような姿をしているが、夜間になると半人半獣の怪物に変身してしまう。狼男のような姿とも犬のような男のような姿ともいわれる。

 米国の未確認生物で例えると「ドックマン」に近い存在だと伝えられている。しかし、ドックマンは、都市伝説系のUMAである。米国のラジオDJが流した冗談から始まったものであり、なかなかよくできた話あり、7年に1回だけ姿を現すというモチーフさえ生まれた。

 最近撮影された映像によると、昼間の畑に姿を現したサルートは、じわりじわりと人間に近づいてきたが、ゴミのようなものを投げつけるとそのまま逃げてしまった。昼間の出現だったので、完全に変身する前の状態でいあったのではなかろうかとみられる。

 犬の妖怪といえば、比較的わが国に多い。例えば、「おくりいぬ」「むかえいぬ」が思い起こされる。これは夜間の峠道などを人間が行く場合、送ってもくれたり、あらかじめ前の道を行って迎えるようにしたりする犬である。基本、守り神的な意味合いが強いが、おくりいぬは、峠道の途中で人間がこけたりすると、たちまち襲いかかるといわれている。

 他にも「羽犬」という羽の生えた空飛ぶ犬がおり、豊臣秀吉が征伐に行った北九州において、すごい力を誇っていたとされる。

 あと忘れてはならないのは「犬神」である。これはある特定の女性の血統に取り付くといわれており、結婚することで他の家にも伝染するといわれている。これは犬神を使って、金銀を集めたり、自分の家だけが発展するように、仕向けたとみられ、徳島県に多いという。