ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日にサウジアラビア・リヤドでWBC同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦を控える中、モンスターの収入面にも関心が集まっている。

 中南米スポーツメディア「BOLAVIP」は「カネロは2025年に2億5000万ドルを稼いだ一方で、井上尚弥が受け取った金額は」と題する記事を掲載。前世界4団体スーパーミドル級4団体統一王者サウル〝カネロ〟アルバレス(メキシコ)と、井上の今年1年間における報酬額を比較した。

 アルバレスは5月にウィリアム・スクール(キューバ)との防衛戦に判定勝利を収める一方で、9月にはテレンス・クロフォード(米国)に判定負けで統一王座から陥落した。

 同記事では「カネロはスクール戦で1億ドル(約155億円)の報酬を受け取った。この金額は、メキシコ人選手(アルバレス)の精彩を欠くパフォーマンスが報酬に値するのかという大論争を巻き起こした。数か月後、今年最も期待された試合でアルバレスはクロフォードと対戦し、王座を失った。それでも1億5000万ドル(約232億円)を手にし、年間総収入は2億5000万ドル(約387億円)に達した」と記した。

 一方の井上は1月にキム・イェジュン(韓国)、5月にラモン・カルデナス(米国)、9月にムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦し、いずれも完勝。さらに年末にはピカソ戦も控えている。

 同記事は「井上は1月に約500万ドル(約7億7500万円)、5月には700万ドル(約10億8500万円)、9月には1900万ドル(約29億4500万円)を稼ぎ出した。合計3100万ドル(約48億0500万円)という、まさに途方もない金額だ。また、12月27日にピカソとの最後の試合が残っており、そこでさらに数百万ドルを稼ぐ可能性がある」と伝えた。

 その上で「しかし、井上が受け取った金額は、カネロが手にした金額には遠く及ばない。現在のパウンド・フォー・パウンドのトップ選手の一人(井上)が、キャリアの終盤にある選手(アルバレス)よりもはるかに少ない報酬というのは奇妙に聞こえるかもしれないが、カネロというブランドが数百万ドルを売り上げていることは明らか。それはどれほどの才能があっても対抗できない」と指摘した。