ボクシングWBA世界バンタム級王者・堤聖也(29=角海老宝石)が3日、同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)との団体内王座統一戦(17日、両国国技館)へ向けて公開練習を行った。堤は接戦での勝利に自信。ただ、ドネアに2戦2勝の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に情報を求めたものの「何の成果も得られなかった」と明かして報道陣の笑いを誘った。
5階級を制覇した43歳のビッグネームを迎え撃つ心境を「恐怖心と楽しみなところと、いろんな気持ちが入り混じっている」と表現した堤。戦いについては「向こうは嫌だな嫌だなと思いながら、気づいたら僕がなんだかんだポイントを持っていっている。大差になるイメージはない」と想定した。
相手は高齢と言えど、左フックに代表される一発のパワーは警戒。ドネアは2022年6月の井上との2戦目で2ラウンド(R)TKO負けしたが、堤は「フラフラに効かされながらも、いいフックを出していた」と感じ取っている。
また、先日に大橋ジムへ出稽古に行った際には、井上にドネアの情報を求めた。井上はドネアとの対戦では被弾は少なかったものの、19年11月の1戦目では左フックを浴び、右目上から出血して右眼窩底骨折するダメージを負っており、堤は「フックは痛いよ。まともにもらったら危ないよ」と言われたという。だが、内心で「あー知ってた」と思い、「何の成果も得られなかった」とジョークを飛ばす。それでも「井上尚弥さんが感じたものは聞けて、すごく大きかった」と話した。
この日はシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちなどで鋭い前進から、素早くパワフルな連打を披露するなど好調さをうかがわせた。モンスター情報はリング上で役に立つか。












