〝第2自民党〟と揶揄されても…。参政党は3日、元参院議員の和田政宗氏を政調会長補佐としてスタッフに迎え入れたことを発表した。参院選で大躍進し、組織づくりに追われる中、即戦力となる自民党に所属していた元国会議員のスカウトに次々と成功している。

 和田氏は元NHKアナウンサーで、みんなの党、次世代の党などを経て、自民党入り。参院で2期務め、7月の参院選では自民党から比例代表で出馬したものの落選。10月の宮城県知事選に無所属で出馬し、参政党の全面支援を受け、現職の村井嘉浩知事に惜敗していた。自民党からの離党手続き中で、まだ参政党の党籍はなく、当面は政策スタッフの扱いとなる。

 参政党は参院選を前に元自民党衆院議員の安藤裕氏、元維新の梅村みずほ参院議員を公認したほか、選挙後は元自民党衆院議員の豊田真由子氏を政調会長補佐で迎え入れるなど、議員経験者のリクルートに躍起となっている。

 幹事長兼政調会長の要職を務める安藤氏は和田氏の加入に「各省庁との折衝や各党各会派とどのように交渉していくかで政策の実現が近づいてくる。和田さんは議員立法もいろいろ手掛けていて、各党各会派との交渉にも知見がある」と期待を寄せた。和田氏の加入で政調会長代行に格上げとなった豊田氏も「ゆるキャラのような頼もしく懐の深い同志が来てくださって、心から喜んで安堵している」と歓迎した。

 高市政権の誕生で、大半の政策が重なる参政党は支持者離れが懸念されていたが、各世論調査では支持率の大幅な下落はなく、上位をキープしている。危険視された「日本人ファースト」や各政策も修正を重ね、マイルド路線に舵を切りつつあり、元職を迎えやすい環境を整えている。

 神谷氏は「(和田氏と)同時に何人かに声をかけていて、来月、再来月あたりにあと2~3人同じような形で政調に入る。元議員であればどんどんスタッフに加わっていただきたい」とさらなる増員を予告。自民党や維新からこぼれた元国会議員の受け皿となっているようだ。