超党派による「野球の未来を考える議員連盟」(最高顧問・岸田文雄元首相)が2日、国会内で設立された。

 同議連は国民的なスポーツである野球の普及や振興を通じて少子高齢化など社会課題の解決につなげるため設立。共同代表には元近鉄バファローズ、読売巨人軍で活躍したプロ野球選手の自民党・石井浩郎氏、元ヤクルトスワローズの日本維新の会・青島健太氏が就任し、衆参両院に賛同するメンバーたちを募った。

 この日はプロ野球を代表する名選手でソフトバンク会長の王貞治氏が来賓として出席した。

 大きな拍手で迎えられた王氏はマイクを握ると「今年の春に青島先生と石井先生から『野球に関して一緒にやろうよ』という力強い声をいただきました。われわれも先生たちとの話し合いがあったりすれば、もっと今までより幅広い形で活動ができるんじゃないかということで、快くお受けさせていただきました」とあいさつした。

 今年6月に王氏は野球振興のための団体「球心会」を設立。〝ミスタージャイアンツ〟長嶋茂雄氏や米国大リーグで活躍する大谷翔平選手(ドジャース)のような子どもたちの目標となる選手が誕生する環境づくりを目指している。

「大谷君がアメリカで大活躍してくれているんで、野球はだいぶ追い風がまた吹いてきています。いまがチャンスという意味も込めまして、野球をもう1回、日本一のスポーツにしようという思いを持ちまして球心会を発足した。野球というのは日本のスポーツで一番だと思っています。先生方も幼少時代に野球をやっていた方だと思います。野球というのは団体競技で、出ている選手には絶対に打順が回ってくるんですね。ヒーローにもなれるスポーツですから、ほかのスポーツにはない特殊なものですから、野球は日本人に合っていると私は思います」と熱く語った王氏。同議連メンバーたちからは再び大きな拍手が起こった。