まさかの試練だ。大相撲九州場所で初優勝を果たし、大関昇進を確実にした関脇安青錦(21=安治川)が24日、福岡・久留米市の部屋宿舎で会見した。
安青錦は「優勝したいという気持ちはあったけど、優勝できるとは思っていなかった。すごくうれしかったです」と改めて喜びをかみしめた。一方で、26日に正式に決まる大関の地位については「優勝したという実感はやっとわいてきたけど、大関になれると全く考えていない。そんなに早く上がれると思っていなかった。(大関は)すごい人がなるという感覚」とまだ心の準備が追いついていない様子だった。
また、師匠の安治川親方(元関脇安美錦)からは大関昇進伝達式に向けて〝宿題〟を課されていることも明かした。安青錦は「(伝達式で述べる口上は)昨日、親方に『自分で考えろ』と言われたんですけど…。自分だったら『頑張ります』とかしか言えないから。これよりいい言葉があると思う」と当惑気味。「四字熟語? 本当に全く考えていないんで。自分らしくいきたいですね。とりあえず親方と話し合って…。本当に昨日の通り自分で考えろと言われたら、調べるしかないです」と悩みを打ち明けた。
さらに「困ってはないですけど、どうしようかな…。(師匠に)手伝ってほしい」と本音もポロリ。伝達式の口上は、師匠や入門前の恩師、後援会関係者などと相談の上で決めるのが通例だ。安青錦は流ちょうに日本語を操るとはいえ、厳粛な場で述べる口上をゼロから考えるのは簡単なことではない。
今年は2人の横綱が誕生。伝達式の口上で、豊昇龍(立浪)は「気迫一閃」、大の里(二所ノ関)は「唯一無二」の言葉で決意を表した。果たして、新大関はどんな口上を述べるのか。












