J2徳島のブラジル人FWルーカス・バルセロス(27)の行為を巡ってネット上でさまざまな意見が飛び交っている。

 その行為は、23日にNACK5スタジアム大宮で行われた大宮戦の前半アディショナルに起きた。バルセロスはタッチライン方向へ向かうボールを追いかけ、それがピッチ外に出たタイミングで勢い余ってしまい、スタンドへ大きく蹴り出す形になった。自身は壁にぶつかって倒れたが、その後はプレー続行していた。

 問題はバルセロスが蹴ったボールが大宮サポーターと思われる観客に当たってしまったことだった。その発覚後、試合は主審の判断で一時中断。当該観客は担架で運ばれ、脳振とうの疑いで試合会場で医師の診察を受けたが、問題なかったため、観戦に復帰したという。中断中には、大宮サポーターのブーイングが飛び、バルセロスは心配する表情を見せ、スタンドに向かって謝罪のジェスチャーを見せていた。

 ただブラジル人FWは4月の札幌戦で競り合いで相手選手の太ももに足裏を入れて、当時の岩政大樹監督から目の前に食ってかかられるほどの〝前科〟があったこともあり、ネット上には「アクシデントって言ってるけどさ、蹴り込む必要のないプレー」「あれはいらないプレーだったな」「バルセロスだけが悪い」など故意を主張する指摘が上がり、札幌戦を引き合いに「今日だけ岩政監督降臨して欲しかったわ」などの声もあった。

 一方で「バルセロスのボール蹴り出したのがわざととか言ってるやばい人達はもう一度そのシーン振り返ってみようね」「わざとボール蹴り込んだと言ってる人はあの場面、もう一度見て欲しい。足は振ってない。身体自体にスピード乗りすぎて足は止めてるんだけどあの弾頭になった」と不可抗力であるとの意見も少なくない。

 今回は被害者が出てしまったことでより議論が活発化することになったが、ピッチとスタンドの距離が近いスタジアムは観戦者はより注意が必要だ。