大相撲九州場所14日目(22日、福岡国際センター)、3敗の新関脇安青錦(21=安治川)が2敗の横綱豊昇龍(26=立浪)を一方的に押し出して快勝。2敗の横綱大の里(25=二所ノ関)も大関琴桜(28=佐渡ヶ嶽)に敗れ、3敗で3人が並ぶ展開となった。

 安青錦は豊昇龍に初顔から3連勝。取組後の支度部屋では「自分らしく下から当たって、前に攻められて良かった」とうなずいた。千秋楽は本割で琴桜に勝てば、優勝決定戦に進出。大の里―豊昇龍の勝者と初優勝をかけて対戦する。

 三役2場所目ながら、大関取りの機運が急速に高まってきた。新入幕から5場所連続で11勝をマーク。この日も横綱を撃破し、すでに実力が〝大関級〟であることを証明した。審判部は千秋楽(23日)の取組前に安青錦の大関昇進について話し合うことを決定した。

 九重審判長(元大関千代大海)は「横綱(豊昇龍)を得意としている安青錦はすごい。メッキがはがれない。真の強者。心も体も充実している。新入幕から、こんな安定している力士を見たことがない」と絶賛。勢いに乗る安青錦は、このまま一気に大関へと駆け上がるのか。千秋楽の動向に注目が集まる。