「完全制覇」の立役者であるソフトバンクの周東佑京内野手(29)が2年越しに課題をクリアした。それは小久保監督から就任当時に提示された〝数字〟だった。
今季、周東は度重なるケガもあり出場試合数こそ昨季から減らしたものの、プレーでも精神面でもチームをけん引。主力にケガ人が相次ぎ、若い選手が主体となった時期も先頭に立ちチームを鼓舞し続けた。
結果的にホークスはリーグ連覇、そして日本一の「完全制覇」を達成。背番号23がチームにとってより一層欠かせない存在となった一年だった。プレーでは打撃面で成長を遂げ、わずかに規定打席には届かなかったものの打率2割8分6厘を記録。日本シリーズでは1試合5安打の新記録も樹立してみせた。
20日は福岡県内で行われた選手会ゴルフコンペに参加して激闘の疲れをいやした周東。そんな鷹の俊足が〝2年越し〟にクリアした数字、それが「出塁率3割5分」だった。
小久保監督が就任した2024年、スタッフらも交えて選手に求めるハードルを設定。リードオフマンの周東に求められたのがこの値だった。周東は「それくらい(の数字)は欲しいと言われていた。僕も最低限、1番打者だったら(3割5分)欲しい、目指したいなとは思っていたので」と説明。23年の出塁率は3割7厘だったが、24年は3割2分3厘、今季は3割5分7厘と着実に数字を上げて見事にハードルを越えてみせた。
今季のパ・リーグで「出塁率3割5分」をクリアしたのは柳町ただ一人。規定打席まで13打席足りなかったとはいえ、打低環境の中で周東が残した数字には大きな価値があった。
監督2年目での課題達成。それでもリーグ優勝翌日には「『満足するな』とすごく言われたので」と指揮官からさらなるスケールアップを求められた。「今年みたいな(打撃の)アプローチをしていけばもっと上げられる」と手応えも口にした周東。26年は「3割5分」を大きく上回る数字にも期待がかかる。












