格闘技イベント「ONE173」(16日、東京・有明アリーナ)でのONEフェザー級キックボクシング世界王座統一戦で、暫定王者の野杁正明(32)が正規王者のスーパーボン(35=タイ)に判定0―3で惜敗した。
1ラウンド(R)から野杁はノッシノッシと前に出て圧力をかけつつ、カーフキックでふくらはぎを蹴りながら鋭いパンチも叩き込んでペースをつかみにかかった。2Rも同様に圧力を掛けるがスーパーボンからも攻撃を返されてヒザ蹴りを受ける場面もあった。
中盤となる3Rには野杁のローキックが何発もクリーンヒット。だがスーパーボンからもハイキックを返されるなど両雄は譲らない。削りあいの様相を呈し始めると4Rも一進一退で打ち合った。
だが、勝負のかかる最終5Rは相手にペースを握られる。会場から大「野杁」コールが発生したが、決定的な場面を作れずに終了のゴングを聞いた。
僅差の戦いの結果は判定に委ねられ0―3で無念の敗北。あと一歩、ベルトに手が届かなかった野杁はガックリ肩を落とす。一方、勝ったスーパーボンは「全てはプラン通りでしたが、唯一のミスはKOできなかったことです。これから10年、15年でも試合し続けたいです」と長期政権を宣言した。












