格闘技イベント「ONE173」(16日、東京・有明アリーナ)でアトム級ムエタイ世界王座決定戦が行われ、吉成名高(24)がヌンスリン・チョー・ケットウィナー(30=タイ)に5ラウンド(R)判定3―0で勝利し、初代王者に輝いた。

 吉成は8月29日にタイで開催された「ONE Friday Fights122」でハマダ・アズマニを3RTKOで下し、自身の連勝を39に伸ばした。そしてこの日、新設された同王座戦に臨んだ。

 1Rから吉成が強烈なキックを中心にヌンスリンを攻め続ける。終始、試合を優位に進めた吉成の判定勝ちとなり、40連勝となった。

 ケージ内でマイクを持った吉成は「ヌンスリン選手、僕と戦うまで7戦7勝できていて、前回ソンチャイノーイ(・ゲッソンリット)というすごい選手に勝って、今回のタイトルマッチが決まった。試合前にヌンスリン選手もすごい練習しているという情報が入っていて、本当に不安で怖い気持ちもあった。こうしてサポートしてくださる皆さまのおかげで、自信を持ってリングに立つことができました」と周囲への感謝を述べた。

 その上で「本音を言うとKOしたかったけど、ヌンスリン選手も本当に強い選手で、最後まで倒しに行く気持ちを感じた。敵地である日本で自分と試合をしてくれて、感謝しています」と、対戦相手へのリスペクトを語った。

 ムエタイ界の最強王者が、今後も躍進を続けそうだ。