新たな歴史を刻めるか――。2026年ミラノ・コルティナ五輪、パラリンピック出場を狙うトヨタ自動車所属の7選手が30日に都内で取材に応じ、スピードスケート・ショートトラック女子の渡辺碧(26)は「五輪を目指せるポジションにいる。五輪は特別なのですごく出たい気持ちが強い」と力強く語った。

 18年平昌五輪、22年北京五輪の代表入りを逃し「次の4年間はしっかり覚悟を持ってやろう」と一念発起。当時は「どうしても脚が細い方がいいみたいなのがあった」と笑うが、筋力トレーニングを解禁したことで「練習の時から出力、一歩の伸びが全然変わってきた」と進化を遂げた。

 ショートトラックの日本勢は1998年長野五輪以降、表彰台から遠ざかっている。悲願のメダル獲得へ、男女ともにリレー種目の強化に着手。直近のワールドツアー第2戦(カナダ)の3000メートルリレーでは銅メダル獲得に貢献した。ショートトラック関係者からは「今回はトヨタ自動車さんの選手もそうだが、日本勢全体としてレベルが上がっている」との声も飛び出すなど明るい兆しが見えている。

 9月で26歳を迎えた渡辺は、ミラノ・コルティナ五輪が「集大成になる」との思いで練習を重ねてきた。「悔いなく自分がやれるベストを尽くしたい」と全てを懸けて勝負のシーズンを戦い抜く。