【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#641】「白い鹿」は〝神の使い〟である。これは本州においても、北海道のエゾシカにおいても同様のことが言われている。われわれ日本人には、白=神聖なモノであるという考え方が古代から伝わるものなのだ。

 最近、奈良公園の鹿に対して、外国人の暴力といたずらが問題視されている。これも同様に日本人が鹿を〝神の乗り物〟と解釈しているからである。奈良の春日大社の鹿は、かつて鹿島神宮からやって来た神を乗せた神鹿なのだ。

 また、鹿は「ろく」と読むことができるので、幸い、喜びの意味合いでもある「禄」と音が通じることから、縁起が良いとされたのだ。

 一方で、生物学的に言ってしまえば、白い個体はアルビノであるのだが、アルビノそのものも数が少ない上に、野生においては外敵に狙われる可能性が高い。そのため、白い個体は珍重されてきた。

「白いエゾシカ」は最近、北海道で評判になっている動物である。長い間、幻だと言われてきたが、日本テレビ系「嗚呼!!みんなの動物園」のスタッフが、国内初の白いエゾシカの親子の撮影に成功した。

 どうやら北海道では、全土にわたり、数頭の白いエゾシカが生息しているようだ。中でも、北海道北部のサロベツ原野で見られる2頭は、多くのカメラマンによって撮影されている。他にも、北海道北部の天塩町において、白いエゾシカが撮影されており、北海道において騒動が巻き起こっているのだ。