【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#585】日本一の面積を誇る湖といえば滋賀県の琵琶湖。景勝地としても知られるこの湖は、多数の固有種が生息する場所としても知られており、また謎の生物の目撃がたびたび囁かれるスポットの一つでもある。

 2024年の2月。弊社の運営するユーチューブチャンネル「山口敏太郎のアトラスラジオ」に、とあるお便りが届いた。それは、滋賀県に住むH・Kさんから寄せられた、琵琶湖の巨大生物に関する非常に興味深い内容だった。

 今から10年以上前、滋賀県の女性が彦根市の荒神(こうじん)山から琵琶湖に注ぐ川(おそらく宇曽川)の麓に、巨大な波のうねりがあるのを目撃したのだという。女性は、その本体をハッキリ確認することはできなかったようだが、目測で10~15メートルは優に超える巨大な蛇のように見え、しかもフタ筋あったのだという。息継ぎで水面に顔を出すこともなく、その巨大な存在は琵琶湖に向かって泳いでいたという。

 この目撃者の女性に聞き込みをしたH・Kさんによれば、目撃場所はおそらく須三嶺大橋(すみれおおはし)あたりとのことだ。しかし、その後に各所へ問い合わせても琵琶湖の大蛇らしき存在について、有力な手掛かりを得ることはできなかったという。

 だが、それから約半年後の9月、再びH・Kさんから驚くべき続報がもたらされた。

 それは、40代の男性から聞いた話であるという。その男性によると、15年前に琵琶湖北部にある竹生島の辺りで漁をしたという漁師の方と話をする機会があったそうなのだが、漁師いわく、かつて釣り針に40センチメートルもの巨大なウロコが引っ掛かったことがあったというのだ。漁師は「琵琶湖には何かすごい大きいやつがいるんや」とその男性に語ったという。

 アマゾン川に生息し、最大5メートル前後にも成長すると言われる世界最大の淡水魚ピラルクーは、大きいもので手のひらサイズにもなるウロコを持つという。それでも相当に大きいが、その倍以上の大きさのウロコとなると、いったいどれほどに巨大な生物なのだろうか。何より、漁師の発言であることからビニール板の誤認などとは考えにくい。なお、その漁師が巨大ウロコを保管しているかについては不明であるという。

 琵琶湖にはビワコオオナマズが固有種として生息している。全長1・2メートル、大きいものでは2メートルにも及ぶという巨大ナマズであり、これまで琵琶湖で多数目撃された巨大生物の正体は、このオオナマズではないかとの推測もなされた。しかし、オオナマズとはいえ10メートルを超える個体になり得るだろうかという疑問は残る。第一にナマズはウロコを持っていないのだ。

 巨大な蛇らしき存在、そして恐ろしいほど大きなウロコが現に目撃されたという事実から、琵琶湖にはわれわれが想像を絶するほどの大蛇が生息していると思わずにはいられない。また、竹生島の宝厳寺には弁天像が坐しており、その頭上には蛇の姿の神「宇賀神」が乗っていることから、ひょっとすると蛇神の痕跡を彼らは目撃したのかもしれない。