【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

10月21日第1試合 南1局6本場=二階堂亜樹(風)、瀬戸熊直樹(雷)、伊達朱里紗(格)、白鳥翔(A)

 KADOAKWAサクラナイツの岡田紗佳です。この試合は全局、約2時間半のロングゲームとなりました。まず瀬戸熊選手が抜け出し、次に白鳥選手が大きく加点してトップ目に立ちます。それを猛追して逆転トップとなったのが亜樹選手でした。

 勝負の分かれ目となったのは南場の親番です。瀬戸熊選手がカン2萬チー、中ポンと2副露しました。切り出し的にも萬子のホンイツが濃厚で、テンパイしていてもおかしくない状況です。

 そんな中、5巡目に亜樹選手は赤5筒を持ってきて、ドラの1筒を切れば7萬8萬のタンヤオ赤のテンパイが取れる状況となります。ドラは瀬戸熊選手にそんなに怖い牌ではなく、とりあえず中庸の一打というか1筒を切ってテンパイは取って、3萬を引いたら258萬でリーチかなとか、4萬とか5萬とかを引いたら69萬でリーチかなとか手変わりを待つ人の方が多いと思います。萬子は切りたくないし、ツモれば満貫だからとリーチする人もいそうですね。ところが亜樹選手が選んだのはテンパイ取らずの7萬でした。

 もしも瀬戸熊選手が鳴いていなかったらとして、自分の親番の5巡目にこの手が入って1筒を切るんですか、という話なんですね。147筒を引いたら369萬だし、8筒を引いたら369筒待ちとなります。9筒を引いたらダマテンでもいい。いくらでもうれしい変化があるため、やはり切りたくないじゃないですか。もちろん7萬切りのリスクはありますが、自らのアガりに向かっていったのです。守備型のイメージの亜樹選手ですが、近年は攻撃的な面を見せてくれています。

 実際に7萬は瀬戸熊選手の急所でチーされ満貫のテンパイが入りますが、亜樹選手もすぐに4筒を持ってきて369萬でリーチ。瀬戸熊選手から6萬を直撃して満貫+積み棒2本、6本場のアガリとなりました。南場の親番を迎えた時点でトップ目の白鳥選手とは3万7000点、2着目の瀬戸熊選手とは2万1500点の差がありましたが、ここからさらに加点して大逆転に成功しました。

しっかりアガリ切りました
しっかりアガリ切りました

 この試合では思わぬこともSNSでバズりました。6本場に続いて7本場、8本場、9本場と亜樹選手がアガった際、毎回首を傾げながら点数申告する姿が話題となりました。こんなに本場があることはなかなかないので、そうなるのはよく分かります。改めてそのシーンを見返すと、やっぱり亜樹選手はかわいいなと思いました。

必死に点数を計算する亜樹選手
必死に点数を計算する亜樹選手