【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。

 全麻雀ファンにとって悲しい知らせがありました。KONAMI麻雀格闘倶楽部のオリジナルメンバーで、レジェンドの前原雄大さんが12日にお亡くなりになったと、所属の日本プロ麻雀連盟が15日に発表しました。

 前原さんはMリーグが始まった2018―19シーズンから2020―21シーズンまで通算3シーズン、麻雀格闘倶楽部のメンバーとして戦われました。現在、人差し指と中指を立てるポーズは麻雀格闘倶楽部に定着していますが、もともとは前原さんと佐々木寿人選手による「チームがらくた」の「がらくたポーズ」です。

 Mリーグを勇退された後は、連盟のA1リーグから一時Bリーグにまで落ちました。年齢を考えると引退がチラつくところですが、再びA1に戻ってきたのは本当にすごいことだと思いました。お亡くなりになる前も連盟の最高位・鳳凰位決定戦に残るポジションにいましたが、体調不良で無念の出場辞退となりましたが、麻雀プロとして最後まで戦われました。

 亡くなられたことが発表となった翌日の試合には、Mリーグ創設期から前原さんと一緒に戦った寿人選手、高宮まり選手が出場しました。寿人選手はアガリが遠い中、南場の親番でリャンメンに受けられるところをシャンポン待ちにしてツモアガるとそのままトップ。続く高宮選手も3度の跳満をアガって連勝となりました。まるで前原さんがアガらせてくれたんじゃないかと思うような見事なアガリでした。両選手とも試合後には、前原さんが勝利後に見せたことがあるラオウポーズを披露しました。これを見た私もウルっとくるものがありました。

高宮選手も続きました
高宮選手も続きました

 このラオウポーズを前原さんが初めて見せた時、実は私は同卓していました。突然始めたのでビックリした記憶があります。前原さんとのことで最も記憶に残っているのは、本当にささいなことなのですが、ある時に「今日履いている靴はルブタンなの? 格好いいね。似合うね」と褒めていただいたことです。ただソールが赤い黒いヒールの靴だったのですが、それを男性に褒めてもらったのは初めてで、驚きました。私がプロテストの時に講師という立場で接してくれた前原さんはレジェンドにも関わらず、気さくに接してくださる方でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

〝初ラオウ〟の前原雄大さん。2009年10月22日のことでした
〝初ラオウ〟の前原雄大さん。2009年10月22日のことでした