自民党が日本維新の会に連立入りを打診し、政策協議が進んでいる。17日、自民の高市早苗総裁と会談した維新の藤田文武共同代表は「大きく理解が前進した」と話し、首相指名選挙で高市氏が選出される見通しが高まった。条件次第で維新は閣内協力か閣外協力のどちらかとなるが、閣内となった場合は誰が入閣するかが焦点となる。
首相指名選挙は21日の臨時国会召集日に行われることで与野党が合意した。高市氏は維新にフルスペックでの連立を打診していて、入閣を要請している。
「維新の議員数は衆参合わせて、公明よりも9人上回るので、大臣ポストも2つ以上になる可能性がある。公明は国交相を指定席にしていたが、今回は自民に戻すとしており、維新には別の大臣ポストとなる見込みです」(永田町関係者)
維新創設者の橋下徹氏は民放番組で、維新が副首都構想や議員定数削減を掲げている以上、総務相ポストは譲れないとアドバイス。一方で、現状の維新は経験年数の浅い議員が多いことから「大臣だけじゃなく、政務三役も必要だし、その下のメンバーの力も必要。新入社員がいきなり社長とか役員とか無理じゃないですか。OJT(職場内訓練)が必要。僕は怖いですけどね。いきなり維新のあのメンバーが…。だれが大臣になるの?」と適任者探しは困難との見解を示した。
維新で大臣を務めた経験があるのは民主党政権で国交相や外相を務めた前原誠司氏だけ。首長経験者は多く、猪瀬直樹元都知事や松沢成文元神奈川県知事、嘉田由紀子元滋賀県知事と実績と経験は豊富だ。
「ベテラン組は過去にいろいろ事情を抱えている人も多く、入閣となれば党内外からハレーションも大きい。やはり共同代表の藤田氏が適任で、もう1枠は馬場伸幸元代表や政策通の浅田均参院議員が浮上してくる。総務相は林芳正官房長官に内定していたが、どう調整するのか。地方創生などの特命担当相だけでは〝軽量〟となるだけに高市氏は骨が折れることでしょう」(同)
維新の吉村洋文代表は17日、YouTube番組で大臣ポストについては「求めるものでもない。あまりこだわっていない」と無関心を装ったが、維新を代表する閣僚は党の命運を握る重大な使命を帯びるとあって、橋下氏の言う通りに人選は難航することになりそうだ。












