目指すは〝絶対的存在〟だ。2季目を迎えるバレーボールのSVリーグは、10日に女子が開幕する。昨季準優勝のNEC川崎で、注目を集めるのが日本代表の佐藤淑乃(23)だ。2024年パリ五輪後に引退した古賀紗理那さんが背負っていた「2」を引き継ぐエースは、今回の単独インタビューで世界への思いを激白。25年ネーションズリーグ(VNL)&世界選手権で存在感を発揮した若きヒロインがチーム、代表の主軸としてさらなる高みを見据えている。

海外への思いを語った佐藤淑乃
海外への思いを語った佐藤淑乃

 ――より一層チームを引っ張る立場で迎えるシーズンとなる

 佐藤 あまりネガティブにならずに、どんどんいろんなことにトライして成長したいと思っています。バレーボールを辞める時まで成長を求めてやり続けたいと思っていて、今の状態に満足せずにやることが(古賀)紗理那さんに近づくことにつながるので、自分の中で大事にしたいけど、自分には自分の良さがあると思うので、そこは潰さずにやりたいです。

 ――代表ではVNL、世界選手権で4強入りもメダルには届かず

 佐藤 オフェンスが得意なので、今よりどんどん点数を取れる選手にならないといけない。代表では(石川)真佑(ノバラ)さんや(NEC川崎でもチームメートの)和田(由紀子)さんがオフェンスで貢献してくれているけど、自分ももっと点数に絡んでいきたいと思っているので、引き出し、パワーやテクニックの部分が足りていないなと思うので、そこを伸ばしていきたいです。

 ――昨季の世界クラブ選手権を通じて、海外志向がさらに強まった

 佐藤 まずは2028年ロサンゼルス五輪までに(海外チームへ)行きたいなと考えているので、1年もしくは2年後くらいに行きたいです。場所はイタリア、トルコだったり世界のトップレベルでプレーしたいです。

 ――英語の勉強もしているとか

 佐藤 ちょこちょこはしています。毎朝とかはできないけど、例えば代表合宿の時は2人部屋だったので、迷惑がかからない範囲内でオンラインで受けたりしていました。オンラインで契約したのは春ごろです。

 ――早く海外勢の中でもまれたいのか

 佐藤 そうですね。でも、まずは日本で土台をつくってから、海外に行きたいと思っています。海外と比べても、トレーニングの施設とかは日本が一番いいと思うので、日本でやれることを全部やり切ってから行きたいです。特にロサンゼルス五輪までの時間はバレーのために、スケジュールがキツキツでも頑張り続けないといけないと思っています。

 ――やり切るとは

 佐藤 一つ思っているのは、SVリーグの優勝です。昨季は準優勝だったので、自分がチームを勝たせ切ってから海外に行きたいです。

NEC川崎を優勝に導けるか
NEC川崎を優勝に導けるか

 ☆さとう・よしの 2001年11月12日生まれ。千葉県出身。ママさんバレーをしていた母の影響で競技に興味を持つ。姉の佐藤彩乃(25=刈谷)がクラブチームに入ったのを機に自身も競技を始める。筑波大3年時に日本代表へ初選出されると、22年VNLで代表デビューを果たした。24年パリ五輪の代表入りは逃すも、24~25年シーズンに始まったSVリーグで最優秀新人賞&ベスト6を受賞。25年VNL、世界選手権では4強入りに大きく貢献した。178センチ。