昨夏のパリ五輪の〝悪夢〟が再来か――。

 欧州競馬の祭典「凱旋門賞」(GI、芝2400メートル、5日=パリ・ロンシャン)の枠順が2日に決定して日本勢が不利な外枠に入り、昨夏のパリ五輪で物議を醸した柔道の抽選が想起されて波紋を呼んでいる。

 日本馬はダービー馬クロワデュノール(牡3、斉藤崇)が17番ゲート、フォワ賞覇者のビザンチンドリーム(牡4、坂口)が15番ゲートと大将格の2頭がいずれも外枠に。この抽選結果を受けて、早くもオッズを後退させるブックメーカーも出ている。アロヒアリイ(牡3、田中博)には4番ゲートに決まった。

 日本勢にとって不利に見える抽選結果を受けて議論が沸騰。多くのファンがパリ五輪の柔道で話題を呼んだ〝あの騒動〟の再来と指摘している。SNS上では「フランスの柔道だけじゃなく競馬も怪しいね。フランス勢が有利になる抽選方法だったのな?と思うぐらい露骨ですね」「凱旋門賞リネール確定ガチャじゃん」「凱旋門賞の枠でクロワとビザンチンが外枠に追いやられてて海外有力がかねり内の方で草 さすがオリンピック柔道団体でリネール確定演出したフランス国はやることが違う」「枠順はあの電子ルーレットで決めたのかな?」などと指摘する声が続々と上がっている。

 昨夏のパリ五輪では、柔道混合団体決勝で起きた〝疑惑のルーレット〟をめぐって、国際柔道連盟(IJF)に抗議が殺到するなど物議を醸した。日本は開催国フランスに3―4の大逆転負けを喫して銀メダルに終わったが、その最終決戦では、3―3から行われる代表戦の階級を決める際にデジタルルーレットによる抽選が行われた。すると、100キロ超級金メダリストでフランスの国民的英雄テディ・リネールが出場する90キロ超級に決まり、フランスに最も有利な結果となった。そのため、世界中から「詐欺だ」などと批判が高まった経緯がある。

 今回の凱旋門賞も開催国がフランスとあって、柔道の騒動を連想する声が多数上がっている模様。日本馬は外枠の不利をはねのけて栄冠をつかめるか。