ドジャース・佐々木朗希投手(23)が24日(日本時間25日)の敵地ダイヤモンドバックス戦から、リリーフとしてメジャーに昇格する方針が23日(同24日)までに固まった。

 右肩のインピンジメント症候群で5月から負傷者リスト入りしている剛腕は、先発登板した8試合では1勝1敗、防御率4・72と結果を残せなかった。ただ、チームではトライネンをはじめとするブルペン陣が不安定。手痛い逆転負けを喫するケースも少なくなく、白羽の矢を立てられた。佐々木はマイナーで2試合に救援登板して無失点。シーズン最終盤、さらにはポストシーズンを勝ち抜く〝秘密兵器〟として大きな期待を集めている。

 そうした中、米メディア「アスロンスポーツ」はこの日、「これはギャンブルだ」と期待とともに佐々木に潜む危険性を伝えている。まずは「ドジャースの救援陣はトライネン以外の安定した奪三振能力が不足している。佐々木がストライクを投げ込めれば、即座にポストシーズンを左右する強力な選択肢となる」「彼が3Aでの調整登板のような姿を見せられれば、佐々木がドジャースのプレーオフ戦略の要となる可能性がある」と重要なキーマンと位置づけた。その一方で不安も指摘している。

「佐々木の速球とスプリットは健康時はいずれもプラス評価の球種だった。救援登板すれば、速球のスピードはさらに上がる。しかし『FanGraphs』のデータはドジャースが背負うリスクを示している。四球が多すぎる上、初球のストライクが極端に少ないのだ」

 佐々木が先発登板した34回1/3で与えた四球は「22」で死球は「3」。加えてあらゆるデータを解析する前出の米サイトによると、ファーストストライク率は「57・1%」となっている。初球からボール球を投じれば、それだけ打者有利で対戦が進むことになる。そのため同メディアは「それが変わらなければ、彼は年間で最も重要な時期にせいぜい打者3人で終わる冒険となるだろう」と報じた。

 昨季まで在籍したロッテではすべて先発登板。「令和の怪物」は新たな持ち場でどんな投球を見せるのか――。