世界陸連のセバスチャン・コー会長が地球規模の猛暑化を受けて、夏季五輪の日程変更を提言した。
東京で開催されていた陸上世界選手権が閉幕したが、大会中に話題を呼んだのが厳しい暑さ。東京は湿度も高いためとりわけ酷暑となったが、コー会長は世界全体で夏場の暑さが厳しくなっている現状を踏まえて、夏季五輪の日程を変更するよう求めた。
英公共放送「BBC」で、コー会長は気候問題について「政府は実際には積極的に取り組んでいない」と語り、スポーツの国際大会の日程を調整する責任は統括団体にあるとの考えを示した。そして「オリンピック競技として、そしておそらくオリンピック運動として、国際大会の日程がどうなるかを、実際に再設計しなければならない。その必然性以外は、私には見えない」と強く主張した。
夏季五輪はこれまで7月後半から8月前半にかけて開催されるのが通例となっているが、こうした開催時期はアスリートにとってもはや現実的ではないと熱弁する。「持久力系のアスリートたちに、パフォーマンスに大きな影響が出る可能性があり、おそらくリスクも伴う時期に競技に参加するよう求め続けることができるかどうかはわからない。これは対処しなければならない」と力説。開催時期を秋季や初冬に移して〝秋季五輪〟が理想的だとしている。
さらに、持久力が必要となるマラソンについても言及。そうした競技は秋季でも難しいと付け加える。「秋から初冬にかけても、まだ非常に暑い都市に行くことになるので、それは簡単なことではない」とマラソンは〝冬開催〟が最適と主張。「おそらくこれはいずれ、遅かれ早かれ、実現しなければならないだろうと思う」との見解を示した。
マラソンは冬季五輪で実施される日が来るかもしれない。













