未確認生物=UMAというと、既存の生物とはかけ離れた外見や特徴を持ち、時には人間に対して危害を加えるような凶暴なものもいる…というイメージを抱く人が多いかもしれない。
しかし一見、普通ながら新種の可能性がある生物も、種としての生息が確認されていないという点で未確認生物に当たる。そして、過去に絶滅したと考えられていた生物が現代にも生き残っていたケースもある。たとえば、シーラカンスなどは絶滅していたはずの古代魚が生き残っていたとして世界に衝撃を与えた。他にも海には深海など古代から環境が変わっていない場所も多いとみられるので絶滅種が生き残っている可能性もある。
では、陸上ではどうだろうか。世界各地で恐竜に似た姿の未確認生物の目撃例が報告されているが、本当に生息できるものかについては、やはり疑問符のほうが大きいのが現実だ。しかし、なかには生息の可能性が高いとされている生物も存在する。シベリア奥地に生き残っているのではないかと考えられている古代の哺乳類「マンモス」だ。
マンモスは約500万〜400万年前から氷河期の地球を闊歩していたゾウの一種である。なお、よく普通のゾウより巨大化して描かれることが多いが、サイズは普通のゾウと同じぐらいだったりする。恐らく、体に比べて不釣り合いに大きく立派な牙を持っていることから、普通のゾウに比べて体も大きいと連想されてしまうからだろう。
生物学上は、マンモスは氷河期末期の気候変動により、主食となっていた植物の植生が変化してしまい、餌を得られなくなったために衰退。また同時に人間に狩られるようになってしまったため、絶滅したとみられている。
しかし、そのマンモスが今もロシアに広がるシベリアの大地で生き残っているという伝説がまことしやかにささやかれているのだ。
古くは1580年に毛の長いゾウの目撃証言が、1889年にはアラスカで体長9メートルものゾウが撃ち殺されたという話が残っている。いずれも極寒の地で、動物園などから逃げ出したゾウが生きているとは考えられないため、やはりマンモスだったのではないかと考えられている。
また、1943年に赤軍の捕虜になっていたドイツ軍カメラマンがシベリアへ移送中に撮影したものとされる動画が近年インターネットに公開され、話題となった。
2012年には、シベリアのチュコト自治区で撮影されたものというマンモスのカラー映像がネットにアップされ、話題を呼んだ。しかし、こちらの動画については何者かがネットにアップされていた登山家のトレッキング時の動画に手を加えたフェイクであるとの結論が下っている。
ちなみに現在、凍土から発見された氷漬けのマンモスの死骸から抽出したDNAを用い、クローン技術によってマンモスを復活させられないかとする研究プロジェクトが発足している。
もし、今でもシベリアの大地にマンモスが生き残っていたとしたら、いずれ我々は現代の技術でよみがえったマンモスと、古代から生き続けていたマンモスの対面を見ることになるのかもしれない。













