自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する小泉進次郎農相が20日午前に会見。これで候補者5人の公約が出そろうこととなる。本命視されるのは小泉氏だが、どんな総裁選を展開するのか。

 19日に小泉選対の発足式が行われ、昨年の総裁選に出馬した河野太郎前デジタル相や木原誠二選対委員長らが姿を現した。終了後、選対本部長を務める加藤勝信財務相は「本人が今の状況に強い危機意識を持っていて、身を賭して挑戦するという思い、それに私は期待している」と話した。

 発足式が開かれたビル前には多くの報道陣が待機した。通常、報道陣には頭撮りといって会合の冒頭部分だけ撮影許可が下りることが多いが、今回はなかった。

 ある記者は「どうして頭撮りがないのか」と加藤氏に質問。加藤氏は「というか選対として今日はあくまで中(内部向け)の会議。明日、記者の皆さんには説明する機会がある。いろんな日程上、本当は今日(会見も含めて)全部やれればよかったのだけど、いろいろ都合があって明日会見と。明日は国会議員はそろうのが難しいというなかでこの日程調整となった」と答えた。

 あるマスコミ関係者は「発足式の日程を聞いても小泉事務所には教えてもらえなかった。総裁選ではボロを出さないために、小泉氏はなるべくマスコミの前で話さないんじゃないかとささやかれていましたが、もうすでにその作戦が始まっているのかもしれません」と指摘した。

 たしかに13日に小泉氏が地元・横須賀の支援者と会合を持つという時も小泉事務所は「オープンにしていないので」と日程を明かすことはなかった。それでも報道陣は会合のあった建物の前に集合。しかし、小泉氏自身が報道対応することはなかった。

 もっとも変化の兆しもある。発足式後、ビルを後にする小泉氏は報道陣に声を掛けられると取材を快諾。「昨年、結果が出なかったので、そこを忘れず最後まで緊張感を持って戦い抜いて、勝ち抜こうという思いを皆と一体化できる時間となった」と話し、選対を「最高のチーム」と称えた。

 総裁選ではオープンな小泉氏でいくのかどうか。